KLab株式会社の成長戦略を象徴する業態転換の仕組みと必要性


KLab株式会社
代表取締役社長
真田 哲也

特選インタビュー

受託型のソフトウェア開発事業から一転、自社開発のソーシャルゲーム開発に業務転換し、成功を収めたKlab株式会社 代表取締役社長 真田 哲弥氏は、会社が成長するための柔軟な変革の必要性を訴える。成長戦略の一環として導入した国際分業化とはなにか。また、社員の能力を向上させる新陳代謝の良い経営とはなにか。その核心に迫る。

クラウドコンピューティング、スマートフォンの普及など、IT通信情報業界は、日々加速度的に環境変化を遂げ、新たな市場開拓のためのイノベーションが求められている。閉塞感が漂う日本経済の中で、世界市場を相手に戦うために、急務とされるのが、旧来型ビジネスモデルからの脱却、そして競争力のある海外企業との差別化、日本経済の立て直しには、まだまだ課題が山積している。そんな国内のIT業界にあって、ソーシャルゲームのリーディングカンパニーをけん引するKLab(クラブ)株式会社、代表取締役社長、真田哲也(さなだてつや)。真田は戦略的イノベーションで事業形態を大転換、そして今、世界市場を視野に事業拡大を構想している。今回は成長戦略を成功へと導く、真田が抱く核心に迫る。

蟹瀬Leader&Innovation賢者の選択、ナビゲーターの蟹瀬誠一(かにせ せいいち)です。

白石白石みきです。今回は、東京六本木のオフィスビルからお送りしています。蟹瀬さん、ここはKLab株式会社のエントランスなんですよね。

蟹瀬なんだか未来のオフィスに来たみたいで、ちょっと僕らも落ち着かないのですが。

白石はい。異空間みたいに感じますよね。

蟹瀬ただ、ITっていう雰囲気が漂っていて、私一応、明治大学国際日本学部学部長として、若い学生と接しているわけですけども、若い人たちにとってはこのITと接するというのは当たり前の世界ですよね。白石さんもそうでしょう。

白石そうですよね。小学生の頃からパソコンの授業があったり、中学生の頃はもう携帯電話が普及していたりしましたね。

蟹瀬そっか。ちょっと年齢を感じてしまいますけれども。ただそういうITの業界の中では、コンテンツだとかサービスを提供する企業は本当に厳しい競争にさらされているのです。しかも競争の舞台が国内だけではなくてグローバルに広がっていると。というわけで今回は、IT企業の成長戦略に迫ってまいりたいと思います。

白石それでは、ゲストの方にご登場いただきましょう、どうぞ。

蟹瀬すごいですね。こんにちは。なんか4年ぶりになりますかね。

真田そうですね。以前もこの番組に出演させていただきまして、もう4年にもなりますかね。

蟹瀬あの時と比べると全然違う会社の気がするのですけど。

真田まるで別の会社になりました。

白石今日は色々と伺っていきたいと思いますが、まずはKLab株式会社の特徴を一言で表現しますとなんでしょうか。

真田一言は難しいですけど、「型にはまらず、どんどん新しいことをやる会社」というところですか。

蟹瀬もう今拝見していてそうだろうなとは思いました。

白石そうですね。では本日はよろしくお願いいたします。

真田よろしくお願いいたします。せっかく弊社までお越しいただきましたので、少しこの弊社の中をご案内させていただきたいと思います。

蟹瀬楽しみですね。

真田よろしくお願いします。

エントランス

蟹瀬これが会社の入り口ですね。

真田はい。入口ですね。

蟹瀬いきなりこんなものがあるのですか。何ですかこれ。

白石何ですか、何ですか。

真田まず、ちょっと一回顔を出してみてください。

白石ここからですか。じゃぁちょっと。

真田こうすると何がしたくなりますか。

白石まぁね、これで終わらせたくないですから、写真撮りたいですよね。

真田そうですよね。そこが狙いなのです。今の時代、会社の宣伝をいわゆる純広告をしてもあまり広がらないのです。それに対してツイッターとかフェイスブックとか、そういうSNSメディアがすごい発達をしていて、その会社のブランディングをするためには、SNSとかツイッターでいかにたくさん書いてもらうかということが大事で。

ではツイッターで書いてもらうにはどうしたら良いのか。人は写真を撮るとツイートしたくなる。何があれば写真を撮るのか。人は珍しいものや面白いものがあれば写真を撮りたくなるはず、そこで観光地などに置かれているパネルを置いているのだ。

蟹瀬ここで、こう来て写真を撮った人がその写真をすぐツイッターとかフェイスブックにアップすると。

真田それを誘発するためにこういうのをわざと置いてあるのです。

蟹瀬まさに発想の転換ということですね。

真田そうです。順番が、そっちから逆転して考えています。アイデアを出すためには常に課題とか疑問とかを常に持ち続けて、それを発想の順番を変えてみるとかそういうことをしていくとといいと思っています。例えば学生さんが、採用の面接に来たと。でKLabに行ってきましたと自分の仲間に言うと。面白い会社だねという話で応募者が増えると。

蟹瀬そうか、時代はここ(頭)ですね。

Meeting Room

真田ちょっと会議室周りから。

蟹瀬広々としたオフィスですね、どこも。

真田こんなちょっと変わった会議室になっています。

蟹瀬あれっ?これ会議室なのですか?

白石あらっ!

真田はい。壁一面こんな、恋してキャバ嬢。

蟹瀬色んなキャラクター、恋してキャバ嬢。

真田当社のヒットゲームですね。色んなキャラクターの部屋があります。

白石色々あるのですね。

真田はい。この他にも。

白石キャラクターが出迎えてくれる。

蟹瀬これはちょっと驚きだね。

白石そうですね。

蟹瀬こんな事務所初めて見ましたよ。

白石インパクトありますね。

蟹瀬両サイドはミーティングルームですよね?

真田そうですね。部屋ごとにテーマカラーがあって、壁も椅子も全部、部屋ごとに色が違うのです。

蟹瀬グレートか青とか。

真田はい。ここは青の部屋。ここは緑の部屋。では中に入りますか。

蟹瀬こちらオフィスの中ですよね。

真田はい、そうです。

蟹瀬お邪魔します。なかなか広い部屋で。

白石お邪魔します。広々としていますね。

出演者情報

  • 真田 哲也
  • 1964年
  • 大阪府
  • 関西学院大学(中退)

企業情報

  • KLab株式会社
  • 放送日 2012.04.15
  • 業種:
  • ゲームソフト、インターネット関連
  • 本社:
  • 東京都
  • 所在地住所:
  • 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
  • 資本金:
  • 46億2,136万円(2017年9月末現在)
  • 売上高:
  • 195億9,900万円(2016年12月期実績)
  • 従業員:
  • 458名(2017年9月末現在)

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