継続力が鍵!「好きな事だったら飽きない」の精神


MOVIDA JAPAN株式会社
代表取締役社長兼CEO
孫 泰蔵

特選インタビュー

一からスタートするベンチャー企業にとって重要なのは、支えてくれる存在があるかどうか。そのような存在であろうと、ベンチャー投資家として若い起業家の背中を押し、起業、成長を支援しようと立ち上がった男の事業の全貌、起業を夢見る若者へのアドバイスとは?

2012年10月30日、スタートアップ企業を支援する目的でスタートプレゼンを行うモビーダデモデーが開催されました。今回のデモデイには8社が参加。およそ5分のサービスモデルピッチセッション。投資家の質疑応答も含めた、ビジネスモデルピッチセッションが行われました。セッションを終えた原社長にお話を伺いました。

あまり厳しい質問がなかったので、まだまだジャブかなと思ってるんですが、興味を持っていただくところはいけたかなと思っています。ただ、そこから先どうなるかは皆さん様子見というステージなのかなと思っています。

参加した投資家の皆さんの反応はどうだったのでしょうか?

投資家の反応は…

投資家エッジが非常にきいていていいなと思いますけど、もっと踏み込んでディスカッションをさせていただきたいなと思います。

投資家どんどんチャレンジしてほしいなと思いますし、我々も支援するだけでなくて、一緒になって汗かいてチャレンジが成功するように。失敗してもセーフティーネットができるように、そんな形が作れるといいかなと思います。

今回のデモデイについて孫社長はどのように感じているのでしょうか?

実は先週、皆リハーサルチェックしてたんですけど、そこからがらりと良くなっていて、とても嬉しい充実したカンファレンスになったと思います。

マッシュルームは、3人の仲間たちで立ち上げた会社。今後の夢を聞いてみました。

林田今までの先人たちのネットをバッとやってきたのを、壊していくような革命的なことをやりたいです。感動を与えるような商品を出したい。

山瀬そうじゃないとたぶん負けると思うんですよ。ビジネスをやっていく上で。他に同じようなサービスが世の中に腐るほどあるので。

林田運良ければ当たったり、夢をあきらめずにやっていけるような環境は維持したいです。

孫泰蔵の3つ目のキーワードは、東アジア・シリコンバレー構想。その全容に迫る。

蟹瀬3つ目の成長戦略キーワードは東アジア・シリコンバレー構想と。どこかの政府が言っているような感じですけど、具体的にはどういうコンセプトなんですか?

一言で言うと、僕の中で立てている目標は2030年までに、シリコンバレーを上回るようなベンチャーが次々に生まれるような環境を、日本を含む東アジアにシリコンバレーのようなものを作り、抜くという壮大な夢があります。それはなぜかといいますと、私はYahoo!の時からずっと10何年、毎年シリコンバレーに行っているんですね。ITの分野ではシリコンバレーがメッカで……。

蟹瀬カリフォルニアの地域っていうのはそうですよね。

あそこからAppleもGoogleもFacebookもTwitterも、ありとあらゆる世界を席巻するサービスはほとんどあそこから出てるんですけども、私もなんでシリコンバレーから毎年ヒーローになるような会社が生まれるんだろうと不思議でしょうがなかったんですね。

シリコンバレーにはベンチャーが育つ生態系があるんだと思います。それはどういうことかといいますと、企業を植物に例えると、最初種から始まって芽が出るわけですね。芽の時は非常に弱々しいので、大切に水や肥料をあげないとうまく育たない。いったんすくすく伸び始めるとあとは自分で伸び始めて、花をつけて虫が飛んできて花粉をつけて実がなって、鳥が実を食べて糞をするんですけど、その糞を肥やしにしてまた発芽します。それで森が大きくなっていきます。いつかは大きな木も朽ち果てるんですけど、それがまた肥やしになって次の種が発芽する。その中で水が循環しているというのがありますよね。まさにその例えが非常に良くて、水の循環にあたるものがお金の循環なんですね。企業がたくさん集積した豊かな森、そこには虫や鳥や色々な生き物もいます。虫や鳥にあたるものが、専門家のベンチャーキャピタリストであったり、弁護士さんであったり、触媒になっていくんですね、企業の間を。という形で豊かな森が出来上がります。

振り返って日本を見てみると、砂漠にサボテンが生えているくらいで、そこに水をあげても育たない。循環しないんですね。実は我々が考えるベンチャーが生まれる豊かな森というのは、サンフランシスコのダウンタウンもそうですし、ロサンゼルスやサンディエゴの町にもベンチャーがいて、全体でシリコンバレーだと広い意味で言われています。飛行機で1時間30分くらい、それぞれの場所に行くのにかかります。飛行機で1、2時間の範囲って考えると、東京から福岡や札幌、ソウル、北京、福岡からだったら台湾も近いし、飛行機で2時間だと東アジアがぽっかり入ります。

ベンチャーが雇用を生む

最終的にはベンチャーが生まれることによって、雇用を生み出したいんですよね。

蟹瀬それは大事ですよね。今、日本でも若者の雇用が大きな問題になっていますよね。

僕は事業家が、経営者が、社会に対して貢献している最大のものの1つは、雇用を生み出していることだと思います。世の中が安定して、皆が安心して暮らせる。景気が落ち着くのは、失業率が低くて雇用をちゃんとしていることだと思うんですが、もっと中小企業のオーナー社長も含めて、そういう方々はもっとリスペクトされてもいいと思うんですよね。雇用を維持しているわけですから。やっぱり、今時代が大きく変わりつつあって、残念ながら20世紀的なやり方が陳腐化しつつある中で、これからの時代に合った新しいやり方の雇用を生み出すベンチャーを支援するのが、日本を元気にするための最大の最良の方法だと私は信じております。

蟹瀬これから何をやりたいってありますか?

いっぱいあるんですけど、1個だけ今実はすごくやりたくて、まったくノウハウがなくて勉強を始めているのが、ロボットを作りたいなと思ってるんですよね。

蟹瀬日本は世界でも非常にトップランクですよね。ロボット技術では。

ドラえもんとかロボコンとか、家族の一員として楽しくて、役に立つというよりも一緒にいてくれてうれしいようなロボットを作れる技術的な土壌は今、整いつつあるんですよ。

蟹瀬鉄腕アトムとか、あの世界に入っていく感じですよね。

そういうものを是非作ってみたいと思います。

蟹瀬夢があっていいですね。是非それは実現していただきたいと思います。今日はどうもありがとうございました。

一番好きなことを仕事にしようというメッセージです。なぜかというと、自分が一番好きなことを仕事にするのが、その人にとって一番幸せですし、一番自分がやりたいことを実現したいという思いも強くなるし、きっとその作られるサービスや製品はとっても一番いいものになるはずだと思うんですね。

ただ、それが仕事をすることと、自分の好きなことがオンとオフで別ですってなると、せっかく人生って24時間で1度きりしかない中で、できれば一番好きなことで仕事もやってプライべートもそれでっていう方が一番いいと思うんですね。だからこれからの時代は、すごくシンプルな世の中になると思っていて、こういう複雑な社会だからこそシンプルに物を考えて一番好きな事を仕事にしようと是非そうするべきだと、そういう風に考えてほしいと僕は伝えたいと思います。――複雑な社会だからこそシンプルに考えて一番好きな事を仕事にしよう

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出演者情報

  • 孫 泰蔵
  • 1972年
  • 佐賀県
  • 東京大学

企業情報

  • MOVIDA JAPAN株式会社
  • 放送日 2012.11.18

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