挑戦は未来を創る第一歩!
新規事業に取り組む3人のリーダーたちの期待と展望


独自視点ビジネス スペシャル
岡島 悦子 / 高橋 健志 / 甲斐 真一郎

特選インタビュー

国外に比べると日本では社長になりたいという人材が少ないといわれている。これからの日本を担う企業や雇用を創出するという点でも、起業したいという若者が増えることは重要な課題といえるだろう。今回は、過去に放送された回を再編集。新規事業に挑戦する、またはそれをサポートする賢者たちの熱き想いと、ビジネスへの期待と展望をダイジェストでお届けする。

今回の賢者の選択は、これまでに放送した中から、独自の視点で新たなビジネスを展開するリーダーたちの取り組みに迫る。

今回のゲストは、株式会社プロノバ 代表取締役社長 岡島悦子。経営者のリーダーシップ開発コンサルタントとして活躍する岡島のリーダー論は?

岡島 ビジョンを「これだ!」って決めるカリスマリーダーだと、もう……もたないよね。リーダーの仕事は、摩擦を敢えて起こすこと。40歳ということをすごく言っているのは、デジタルともすごく関係があって、リーダーシップって、より難しくなっていると思います。

日本に経営のプロを増やす!岡島が唱える40歳社長待望論とは?

松田 まず、最近書かれた本「40歳が社長になる日」。
タイトルを最初見たときに、私は「40歳の社長ってもう結構いるんじゃない?」と……。例えば、ベンチャーの世界では20代で起業して社長になる方も多いですし、実際、読んでいくと、そういう会社ではなくて、大企業、ラージコーポレーション、こういった会社の社長ということなんですね。

岡島 はい。2025年に、数万人の企業で40歳の社長を創るということを書いた感じですね。

今回のテーマである「リーダー論」について、著書の中で岡島は、世界の変化が予測できない今の時代、これまでのカリスマ型リーダーではなく、新しい時代に合ったリーダーが必要だと述べている。

新たなリーダー論

岡島 今までは、アメリカに追いつけみたいなこともあったと思いますし、正解がある程度見えていて、そこにどう追いついていくかみたいなことが主流で来たと思うんですけれども、複雑性も増して、曖昧でとても先が見えにくいという時代になってきたときには、今までのように目指す星、ビジョンですね。ここをなにかカリスマリーダーが見つけて、そこにみんなを引っ張っていくということが、この星自体が結構動いていて、決めきれない時代になっていると思います。
それで、お客様のニーズもすごく多様化しているし、経営者の意思決定しなければいけないことの複雑性は、もっと増している。その時にビジョンを「これだ!」って決めるカリスマリーダーだと、もう……もたない、というところが今回、本を書かせていただいていることの、一つ大きく根底に流れているところですね。

松田 そういう時代だからこそ、ますます経営者が「これだ!」と、一つを決めるのが、……決めてもあまり意味がないというお考えなのですか?

岡島 おそらく、市場というか顧客の中に、私は答えがあると思っています。もちろん、短期のサイクルの中でいうと、顧客の代表であるリーダーが「自分はこういうものが欲しい」と思ってやるのは、全然ありだと思っています。
なので、ベンチャーを否定しているわけではないんですけれども、顧客インサイトって、言い古された言葉なんですけれども、それを引き出していくことをしないと、非連続な成長の柱は作っていけないと思っている感じですね。

松田 なるほど。言うは易しなのですが、どうやって、顧客インサイトを引き出せる組織を作ればよいのかというところに、常に葛藤があるわけですけれども……。

岡島 リーダーの仕事は何かというと、もっともお客様から引き出せる人たちを一番フロントに集めて、そして、その人たちに権限委譲をして、そして、意思決定をしていくことです。
会社の中のありとあらゆるリソースを使って、それをお客様と一緒に作っていく環境を整備するということが、リーダーの仕事だと思っています。そうでもしない限りは、情報が入りきらないと思うんですね。
なので、リーダーは一番後方から「追い込み漁」とか「羊飼い」と話していますけれども、環境設定をして、時間軸も切って、スピーディーに仮説検証をしていくということをできるリーダーが、グーグルやピクサーなどでも、どんどんそうなっているんですけれども、日本企業でも出てきている感じです。

40代で社長になるには?

40歳社長待望論を唱える岡島。では、40代で社長になるにはどうすれば良いのか?

岡島 一言で言うと、打席に立つということしか私はないと思っています。皆さん、能力開発はすごくやっていらっしゃるんですけれども、それを使う場の開発はあまりやっていなくて、機会を作るという、機会開発のほう、これは両輪だと思っているので、20代30代の方々にはとにかく意思決定の場を勝ち取りに行く、ということをやってほしいなと思います。
で、ここからおそらくAI時代になってきたときには、弱いところは、例えば私でいうと、計算とかは、統計学などはほとんど機械がやってくれるわけじゃないですか。そうすると、強みで戦っていくしかないので、とにかく打席に立って、自分の強みを磨いていく、強みで勝っていく、それも複数の強みで勝っていくことだと思います。
なので、そのためにもやはり、打席に立ってみないと、実は私は粘り強くやるのが結構得意とかというのは、やらないと分からないんですよ。

松田 確かに、その通りですね。

岡島 で、どうしても優秀な方々は大企業の中で、やはり、組織に最適化されていってしまうので、失敗しないようにとか、それから、あまりおいしくない部署にはいかないようにとかをやっていると思うんですけれども、おいしくない部署にこそ、結構いい打席があったりするんですね。

松田 なるほど。

岡島 なので、自分の強みをちゃんとPRして、ブランディングして、打席を自分で勝ち取りに行く。これはいやらしい社内営業という意味ではなくて、やはり何ができるかということを明確にしていくということと思うので。そうやって、場数をたくさん踏んでいくことによって、いいリーダーになれると思いますので、チャンスはたくさんあるんですよね。
やはり、デジタルネイティブということもそうですし、私たちが持っていない武器を彼らは持っているわけで……。それから、日本企業もチャンスだと私は思っていますので、あまり格差がない。場数をあげるということをどんどん色々な企業でやっていくことも、こちらではやっているので、何かが来たときに「いや、まだ自信がないので」とかおっしゃらず、とにかく打席に立ってほしいなということはすごく思っています。

松田 なるほど。今、お話をお伺いしていて、少し違う観点になってしまいますが、むしろ社長になりたくないという若者も今、増えていますよね。でも、逆にそういう人たちにもどんどん場数を踏ませてあげて、やらせてあげれば……。

岡島 食わず嫌いは結構、あるはずなんですよ。

松田 意外と自分、社長をやってみたいかもしれないって、段々変わっていく人もいるかもしれませんね。

岡島 役職が、別に目指したいわけではなくて、本当に、お客様に何か価値を出すことに対する意思決定が、自分が選択肢を持てるということだと思いますので、それが、一番社長ができると思っていただければいいと思います。
社長を目指すというよりも、(社長になるということは)世の中にインパクトを出すというベストなやり方の一つということかなと、私は思います。

松田 本当に色々学ばせていただいて、視聴者の皆さんも今日のお話をお聞きして、色々なヒントが得られたのではないかと思います。本当にありがとうございました。

岡島 ありがとうございました。

自分の強みをブランディングし、意思決定の場を自ら勝ち取りに行く、それが良きリーダーになるための第一歩。

出演者情報

  • 岡島 悦子 / 高橋 健志 / 甲斐 真一郎

企業情報

  • 独自視点ビジネス スペシャル
  • 放送日 2019.02.25

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