賢者になろう!
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人間関係をスムーズにするコツ
その5
「思いを真っ直ぐに届ける!伝え方」
第四回では、人間関係をスムーズに保つ上でも大切な「会話をスムーズに進める聴き方」についてご紹介しました。
最終回の今回は会話・対話を進めていく上で重要な自分の思いの伝え方「思いを真っ直ぐに届ける!伝え方」についてご紹介していきます。
接する相手の方をベースに考えて、相手を知ろうと心がけ、相手の話す内容にあわせてしっかりと聴こう、聴いていこうと意識はできても、人間関係、コミュニケーションをスムーズに進める上で多くの方が意外にも苦手だとおっしゃることがあります。
それは「自分の思っていることを相手に真っ直ぐに届ける」ことなのです。
特に日ごろから、自分の感情を極力抑え、相手を気遣おうと心がけている方が陥りやすいことですが、「自分さえ言わなければ」「私が我慢すればいいことだから」等と本音を隠し、遠慮して本当の思いを伝えることなく人付き合いをしてしまっていることなのです。
こういった考えが習慣化されてしまうと、自分の本音を常に隠して生きてしまうことが癖となり、自分自身でも気づかぬうちに人間関係や人付き合いで激しいストレスを抱えてしまうことにつながってしまうのです。
ビジネス上でもプライベートシーンでも、いつも本音をストレートにぶつけるわけにはいかない場面も多いですが、思いを全く伝えることなく心の中にしまいこんでおくことは、時に健康面・精神衛生面でも体と心に知らぬ間に害が及びますし、中には自分が思いを伝えていないだけなのに、相手のことを恨むような気持ちを持ってしまう、そんなケースも見受けられます。
思いを伝えるのは何も言葉だけではありません。まずは顔の表情で表すことも可能なのです。
顔の筋肉と脳と心は連動しています。素直に自分の言いたいことを表現する一番の方法は体と脳をストレートに反応できるようにしておくことからスタートします。
<感情を表情に表す>
・喜びを表現する
目じりを下げて口角はあげてニッコリと満面の笑顔を作りましょう
・ 驚きを表現する
目をぐっと見開いて眉を額の方向に押し上げて、びっくり顔を作りましょう
・ 悲しみ、困惑を表現する
眉をへの字にしおでこの中央にぐっと寄せ、目じりを下げて、唇をほんの少し前に突き出します
ちょっとしたトレーニングで習慣化されてしまっている「伝えられない」行動を「少しでも表すことができる」ように変化していきますので、鏡を見ながら練習してみましょう。
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- 公開日 2011.08.22
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