多様な設備を扱う総合設備エンジニアリングのプロ集団、個々の成長を支える背景に迫る
三機工業株式会社
東京支社 空調衛生技術1部 技術2課 武川 隼也 |
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総務人事本部 人事部 人材開発課 池田 昂樹 |
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ファシリティシステム事業部 プロジェクトマネージメント1部 エンジニアリング1課 大川 紗都子 |
話しやすい職場環境に育つ優れた人材 責任ある仕事をやり抜いた達成感が励み
企業の成長を支えるのは優れた人材。躍進を続ける企業には、人が育つ環境がある。若手社員の声から、その秘訣を探る「成長企業の法則」。総合設備エンジニアリングの三機工業株式会社で働く、東京支社 空調衛生技術1部 技術2課 武川 隼也さんに聞いた。
課題解決のカギは図面ではなく、現場に余裕を持ってフォローできる人材目指す
設備関連の施工を手がける三機工業株式会社。現在、東京・日本橋の現場で施工管理に携わっているのが武川さんだ。
「施工をする上で、安全や品質、コストなどのさまざまな管理に取り組んでいます。当社だけでの施工ではありませんから、協力会社の工程管理にも気を配っています」
空調衛生技術1部は、ビルや大学、病院などの新築、改修工事における空調、衛生など、設備工事を担っている。
「私より30歳くらい年上の社員から、下は20歳台まで幅広い年齢層で構成されています。上司は、年が離れていても、とても話しやすいです。事務所では日々の業務についていろいろなアドバイスをもらったり、社会人の先輩としてプライベートな相談にものってもらっています」
長い経験を積み重ねてきた上司のアドバイスには重みがある。そこから得られたのが、コミュニケーションの大切さと、なによりも現場を優先する考えだという。
「当社の社員と協力会社、お客様の認識には差が生じることがあります。こうしたときには、まず一緒に現場を見ていただき、そこから答えを導くことが大切です。図面を見ながら解決しようとするのではなく、実際の状況を確認しながら話すことで、互いの理解が深まるのだと分かりました。これは、毎月1回開かれるグループ会議の場で上司が言っていた言葉です」
一つひとつ学んで習得したスキルと、少しずつ生まれた自信は、仕事を続けていく上で、自己を高めるやりがいにもつながっていく。
「当社では若い社員にも責任のある仕事が与えられます。お客様との打ち合わせや協力会社の仕事を管理するなど、重要な仕事を任せてもらえる環境が整っています。ときには自分の未熟さから問題が発生することもあるのですが、助けられながらもやり抜いたときには達成感があります。失敗を繰り返すことなく、次はこうやってがんばろうという意欲もわいてきます」
武川さんに5年後の自分を想像してもらった。そこには、現場所長としてより大きな責任を背負いながらも、現場を的確に取り仕切る姿が浮かぶという。
「これまでは精一杯、がむしゃらに仕事に取り組んできました。今後は少しずつ余裕を持って仕事に取り組めるようになりたいと思っています。私が上司から受け継いだ言葉を後輩のフォローにも生かし、ともに大きく成長したいですね。所の柱として、しっかりまとめていける人を目指しています」
そのために必要なのは、より深い知識と円滑なコミュニケーション、そして余裕の持てる心ではないかという。はっきりと見えてきた未来に向けて、企業と自己の成長は続いていく。
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