選択で強みを知る!「食べて感動する食材を」の信念
エム・ヴイ・エム商事株式会社
代表取締役社長
石田 希世士
ビジネスでしばしば言われるが決して容易ではない「選択と集中」。それに成功して青果物専門商社を立て直し、消費者、生産者にもメリットのあるビジネスモデルを築いた男が語る、経営ビジョンと戦略とは?
福井最後に、「これからが勝負だ」という言葉もありましたが、今のインタビューはいかがでしたか?
石田確かに父の時代はいかに商品を見つけてくるか、我々の場合はそれだけではなくて、今のりんごのビジネスのように付加価値をさらにつける。見つけてくるだけではなかなか今の日本の成熟社会ではなかなか認めてもらえないというところがあると思うんですね。
あるいは新しい食シーンを我々自身が作り出すとか、新しい需要を我々自身がこれから作っていく、そういうことをしないとビジネスの発展はないと思っています。おいしい商品、それから食べて感動する食材、この開発をぜひ、続けていきたい。
選択と集中という戦略。諦めないという勇気。それがエム・ヴイ・エム商事に息づくスピリッツ。
石田が目指す青果物が生き残るためのさらなる付加価値とは?
福井さて、番組では賢者の文と題しまして、ゲストの方の心に秘めた言葉を一筆書いていただいております。それでは、石田社長よろしくお願いいたします。
石田「人生二度なし」。これは昭和の教育学者である森信三さんという方の言葉なんですね。これは私の座右の銘でもありまして、人生は当然、一回しかありません。人として生きることは、本当に最初でおそらく最後の機会だろうと、そのように生き切りなさいということなんですね。それならば精一杯、生き切りたいと。それがすべての私の考えとか行動のベースになっています。
福井それでは、最後になりますが、石田社長、今後の展開はどのようにお考えですか?
石田三つぐらい考えております。一つはこれからの「食」、これからの「農業」というのはいわゆる、テクノロジー、ITとかAI、これをうまく活用した会社、やはり、農業というのは人海戦術で人手が必要です。
石田そこに対して、最新のテクノロジーを使って収穫とか、選別とか、そのような作業の合理化とか効率化を図っていきたい。
石田それと、もう一つは今、長寿社会に向かっていますね。そうすると、生きている期間が本当に長いですよね。それで、できるだけ病にかからない、病気にならないということが大切で、それを「予防医学」と呼んでいます。その予防医学と我々の青果物、これをうまくリンクさせていきたい。健康の増進に役立つ商品の開発をしていきたい。
石田三つ目はですね、なんだかんだ言って、おいしい商品を作りたいです。おいしいものを食べると本当に幸せな気分になれますよね。
宮川はい。
石田私は本当にそうで、これからもおいしい商品、食べて感動する食材、この開発をぜひ、続けていきたいと思っております。
おいしい商品・食べて感動する食材の開発を続けていく――今後の展開
福井おいしいというのは何より幸せですから……。
石田もう、本当に幸せで、これからも頑張っていきたいと思います。
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