世界シェア8割の根幹!「オープンでフェア」な判断が、結束と対話をつくる
株式会社堀場製作所
代表取締役会長兼社長
堀場 厚
目まぐるしく変化する社会情勢。そんな時代にこそ、その先を読み、己の信念と緻密な戦略のもと、大胆な決断をくだす賢者たち。人生のさまざまな局面で、彼らは何を考え、どんな選択をしてきたのか。分析機器メーカー、株式会社堀場製作所の選択、堀場厚社長の決断とは?
堀場例えば、今、理科離れという話がありますけれども、現実子どもたちが理科離れしているのではないと。やはり教育のことをいろいろ勉強していくと、結局教える側が理科離れして、子どもたちが理科離れ、すなわち理科の実験を小学校であまりしていないとか、私たちが理科に興味を持ったようなことをやっていないんですね。
だから子どもたちが理科離れしている。じゃあやはり理科離れしないようにしようと。ただ急に先生に実験を急いても無理ですから、やはりわれわれの技術オタクがいっぱいいるわけですね。
それで、そういう人たちを出前授業ということで、学校に行って、面白い理科の実験をすると、子どもたちが興味を持つと。ですからわれわれのやれることがたくさんあるということですね。非常に地道なステップバイステップの努力ですけれども、やはりこういうことをやっていくことが、企業にとってもうちの社員にとっても、ホリバリアンというんですけど、うちの社員は(笑)。
蟹瀬津島ホリバリアン(笑)。
堀場はい。
津島なるほど、いいですね。
堀場彼らがやはりそういうことの、自分のやっぱりやってきたことに対しての誇りと、やはり次の世代にそういうことを伝えられるという喜びを持ってくれるのではないかなと思いますね。
蟹瀬肝心なそのホリバリアンが集まっている会社のこれからというのはどうですか?方向は。
堀場われわれは環境、安全、健康、エネルギーですね、今、言われている、次世代に大事なことに全部タッチしている製品なんです、かつ太陽電池を作ろうとしても、新たな燃料電池を作ろうとしても、必ずわれわれの分析計が研究に必要なものなので、むしろわれわれが一生懸命仕事をすることが、結果的に社会に貢献できると、これは本当に幸せだと思っていますね。
蟹瀬その道をずっとこれからも行かれるということですか。
堀場そうですね。かつ世界一に、この分野はやはりなかなか世界一というのは難しいですけど、やはり世界一は目指したいなと思います。
蟹瀬なるほど。はい、どうもありがとうございました。
津島ありがとうございました。
堀場ありがとうございました。
津島以上、今週の賢者は堀場厚社長でした。
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