うどんの次の名物は?(vol.22)


BUSINESS FLASH

香川県で〝うどんの次〟を探るプロジェクトが始まった。
一世を風靡(ふうび)した「さぬきうどん」に続くムーブメントを興そうという取り組みだ。

この8月、プロジェクトのスタートを彩るイベント「さぬきうまいもん祭り」が開幕した。
12月までの約4カ月間、県内各地の食材を生産者が直接、県内の消費者へ販売する。

大川➖➖最大の目的は『県民全員PRマン』の実現。そのためには地元の生産者が心を込めて作った食材を直接、県民に訴えるのが一番効果的です。第1回は高松港を舞台に、漁師が魚の食べ方や調理法を紹介しているんですよ。

と、イベントの指揮をとる香川県政策部県産品振興課の大川俊彦さん(45)。
やってくる客は若い女性が多い。
彼女たちには大川さんも期待しているという。
食への関心が高く、「おいしい」と思ったらブログに書いたり、ツイッターやFacebookでつぶやいたりするからだ。

今や一般消費者が自ら情報を発信する時代。
しかも、食材は地元の住民がPRするほど信頼感を伴って伝わっていくという特性がある。

たとえば百貨店やスーパーではほとんど見かけないセトダイという魚。
大きな縞模様が特徴で、一見熱帯魚のように見えるが、漁師によると調理次第で絶品の魚になるという。
イベントでは「砂糖を多めに、しょうゆで煮つけて」といった具合に漁師が調理法を伝える。
満足した女性たちは、セトダイの写真とともに、調理法を刻々とブログなどで伝える。
そうすると、「食べてみたい」という人が増えていく…。

大川さんは、こうした小さな評判を積み重ねることが、新しいニーズを生むと考えている。

大川➖➖ほかにも『三豊なす』という巨大なナスがあって、これもあまり馴染(なじ)みがないのですが、素揚げにして田楽にすると、ボリュームがあってメーンのおかずにもなります。そういった新しい食べ方を伝えていくことで、食材の魅力が浮き彫りになると考えています。

もちろん、これは県民だけを対象にした取り組みではない。
10月からは「さぬきうまいもん祭り in 東京・大阪」と題して、さまざまなシェフによる〝絶品メニュー〟の開拓も予定している。
シェフの手に馴染み、顧客に受け入れられたレストランは、定番メニューとして導入する。
そうすれば、そこに新しい食材の流通ルートが誕生するというわけだ。

大川➖➖いまは『香川といえばさぬきうどん』ですが、香川にはうどん以外にもおいしいものがたくさんあります。まずは、それを知ってもらえればと思います。

と大川さん。
さぬきうどんの次に名乗りを挙げるものは何か。
いまからドキドキしてしまう。

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