賢者になろう!
賃貸経営の賢者になろう!
~管理会社選択のポイント~
第3回 ポイントその2 『基本的な管理業務』
最後の「(4)原状回復業務」についても、やはり最低2つのことが求められます。
[1]オーナー・入居者間の工事費負担区分について入居者と上手に話し合うこと
[2]工事単価が安いこと
この2つもオーナーの収益に直結します。
明らかに入居者に過失があったのに、態度を硬化させる相手方を上手に説得できず、オーナーに負担を依頼してくるケースなどもあるでしょう。
また、ひとつひとつの工事単価が高く、総額がはってしまうケースもあるでしょう。
この業務レベルを見極める方法を今回はそれぞれ1つずつ紹介します。
まず[1]ですが、ここで必要とされるのはスタッフの「交渉能力」と「専門知識」の高さですので、オーナーが担当スタッフと面談すれば直接感じ取ることができると思います。
たとえば国土交通省が制定している原状回復ガイドラインなどを題材にしてスタッフと意見交換し、いくつか質問をぶつけてみます。
オーナーからの質問にしっかり受け答えできないようならば、入居者との交渉もうまくできないはずです。
[2]については、オーナーご自身が「工事単価の基準」を持っておくとよいと思います。
たとえば「クロス張替え工事は㎡当たり950円以下が妥当である」などといった基準を持っておき、PM会社に単価をヒアリングします。
提示された金額がオーナーの自己基準を上回っていれば金額引き下げを要請してみてください。
納得のいく回答が得られなければ、別のPM会社をあたったほうがよいでしょう。
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- 公開日 2012.11.12
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