賢者になろう!
第8回 選ばれる人になる少し差がつく習慣
しかし、詳しく聞いてみると、その周囲の人たち(同僚や友人)のことを心から尊敬しているわけでも、憧れているわけでもありません。
むしろ、周囲の人たちと同じように考え、同じように行動していては「いけない」ということも感じています。
それでも、周囲の人から「批判されるのが怖い」「仲間はずれにされたくない」という気持ちがあるので、本当にすべきことができずに葛藤を抱えているのです。
たしかに、他人から自分のことを悪く噂されるのは、決して嬉しいことではありません。
とはいえ、しょせん噂話なんて数日間しか続きません。毎日忙しく働いているうちに、すぐに忘れ去られてしまいます。
それに、噂話のたいていの理由は、羨望と嫉妬です。
勇気がなく行動できない人たちにとっては、積極的にチャレンジしている人が羨ましくてしかたないので、噂話をして憂さ晴らししているのです。
だから、職場の噂話なんて、負け犬の遠吠え。
いちいち気にする必要なんてありません。
もしも噂されたら、「周りの人達は、私のことが羨ましいんだな」と、平然としているうちに、噂の嵐は過ぎ去ってしまいます。
それより、周りの人の目を気にして、自分のココロを偽り、大事なチャンスを見過ごしてしまうほうが重大な損失です。
それに、周囲の人の目をあまり気にしていると、それがストレスになって気疲れしてしまいます。
同僚や友人など、周囲の人たちから「嫌われたくない」「目立ちたくない」「仲間はずれはイヤ」と思うのは、ある意味では当然です。
しかし、嫌われたくないと思うあまりに、本当にしたいことをせず、本当に言うべきことを言わず、不必要に遠慮するという卑屈な態度は、かえってイヤミに見えて悪く目立ちます。
他人の評価を怖がってビクビクしている人ほど、上司や先輩・同僚からイジメられやすいのです。
ですから、「嫌われたくない」「どう思われるか怖い」という気持ちなんて、サッパリと捨ててしまいましょう。
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- 公開日 2012.01.23
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