賢者になろう!
選ばれる人になる7つの習慣
第6回 選ばれる人になるアタマ磨きの習慣
確かに、毎日朝から夜まで忙しく仕事をしていれば、身体は疲れるし、何かしらのストレスも感じるものです。
とはいえ、健康な人なら、軽い体操をしてお風呂に入り、一晩ゆっくり眠れば、ほとんどの疲れは解消されるはず。
もしも、それだけで解消できない身体症状があるなら、それは何らかの病気のサインかもしれませんので、一刻も早く病院に行って診察を受けるべきでしょう。
一方で、身体ではなく、心の中に根強い悩みを抱え、ストレスを貯め続けている人がいます。
カウンセラーという立場から、私は多くの人々の悩みやストレスの訴えを聞いていますが、どうやら悩みとストレスの主な原因は、ものの「考え方」にあるようです。
「考え方」がうまければ、それだけ問題解決能力が高まります。
問題解決能力とは、状況を客観的に分析し、問題が発生した原因を論理的に突きつめ、その問題を解消して目標を達成するためのアイディアや方法を具体的に導きだし、速やかに行動に移っていく能力のことです。
当然、「考え方」がうまく、問題解決能力が高ければ、たいていの問題は数日以内に解決できるのですから、悩みやストレスを長期間、引きずることはなくなります。
ポイントは、ものの「考え方」――もっと具体的にいえば、物事を冷静に客観的に考える「論理的思考力」です。
実際に、何ヶ月も何年にも渡って、悩みやストレスを蓄積し続け、いつまでもそれを引きずり続けている人に共通する特徴は、論理的思考が苦手なことです。
論理的に考えることが苦手だから、感情の波に流されやすく、非現実的な理想論に執着し、自分の意見に固執するために視野が狭くなり、他の情報や他人のアドバイスを冷静に受け入れられなくなり、おのずと不愉快に感じたり、怒りを抱えたりする時間が長くなっていくのです。
カウンセリングに来る人の相談内容を詳しく聞いてみると、このような状況の中で、堂々巡りをしている人が多いことに驚かされます。
では、この「論理的思考力」を身に付けたら、どう変わるでしょうか?
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- 公開日 2012.01.09
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