高齢者への「感謝」と「創新」で壁を乗り越え、品質を守り続け本当の笑顔へ
株式会社ナリコマエンタープライズ
代表取締役社長
竹内 美夫
株式会社ナリコマエンタープライズ。1951年、大阪府で大衆食堂として開業。1967年、給食部門拡大に伴い、ナリコマ給食株式会社を設立。1990年、高齢者のお食事サービス専門会社として、株式会社ナリコマエンタープライズを設立。早くからセントラルキッチン方式を採用し、関西を中心に、関東、中部、中国、九州地方で事業を展開している。そんなナリコマエンタープライズを率いるのは、代表取締役社長、竹内美夫。高品質のお食事サービスで高齢社会の未来を切り開く。竹内が目指す、「将来もなくてはならない会社」とは。
蟹瀬賢者の選択リーダーズ。ナビゲーターの蟹瀬誠一です。
ドーキンズドーキンズ英里奈です。
蟹瀬今回のテーマは、コアコンピタンス。コアコンピタンスというのは、ビジネスの中でも同業他社がいくら頑張ってもなかなか追いつけないような独自の能力とか、あるいはその技術、これを核にしているビジネスのことを言うのですけども、日本の場合は精密機械なんかが多いかもしれませんね。
ドーキンズこの番組にゲストでいらっしゃった方の中にもそういう独自の能力やノウハウを使って、その会社の価値を上げているという方もたくさんいらっしゃいますよね。
蟹瀬そうでしたね。ただ、このコアコンピタンスを考えるときには、これをさらに向上させていくような資金の投下の仕方だとか、あるいは人材の育成、こういうのがとても大事になっていくのです。それをやっていかないといつの間にか同業他社に追い抜かれてしまうというようなこともあります。そこで今回は、このコアコンピタンスを活かして、21世紀の日本が抱える大きなテーマに臨む、ある高齢者のお食事サービス専門会社の取り組みに迫ります。
ドーキンズ本日のゲスト、株式会社ナリコマエンタープライズ、代表取締役社長、竹内美夫さんです。よろしくお願い致します。
竹内どうもこんにちは。
蟹瀬どうも。よろしくお願い致します。
ドーキンズまず始めに、お伺いしたいのですが、ナリコマエンタープライズが掲げられている理念を教えて下さい。
竹内お食事を通して、高齢者の皆様方に、生きる喜びを感じてもらいたいというところでございます。
蟹瀬私も他人事じゃない。もう67歳ですからね。今日はじっくりお話、お伺いしたいと思いますので、よろしくお願い致します。
竹内よろしくお願いします。
ドーキンズよろしくお願いします。
ドーキンズさて、冒頭のVTRでもご紹介しましたが、ナリコマエンタープライズの前は大衆食堂ということで、どんな食堂だったのですか?
竹内そうですね、うちの親父がね、戦後、裸一貫で帰ってきて、食べるにこと欠いて、大阪に出てなんとか食い扶持を稼ごうということで始めました。よそ様の軒先を借りて、うどん屋さんを始めたのですよね。その頃の大阪って、戦後間も無い時期だったので、まだ焼け野原がけっこう多くて、どの方も貧しくて、食べるに、本当にこと欠くような毎日だったと聞いています。
蟹瀬そして、60年代ですか? 給食事業というところに進出された。これはどういった経緯からですか?
竹内ちょうど戦後の復興期だったのでしょうね。工場と言いますか、町工場の職人さんの食事に、お弁当を持ってきてくれないかと、それにお答えするような形でお弁当をお届けしていたようですね。とりあえず貧しかったので、仕事があれば何でもしますというところじゃなかったのですかね。
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