遺伝子と免疫の力で、がん治癒を目指す
シカゴ大学
医学部教授
中村 祐輔
がん患者の遺伝子を調べ、最適な治療法を探る「オーダーメイド医療」がいま注目を集めている。その先駆者とも言えるのがゲノム医療の世界的権威であるシカゴ大学、医学部教授である中村祐輔。彼の研究が、がん治癒への未来を拓く。
中村備えあれば憂いなしと言いますけど、やっぱり知識は持っていた方が良いのと、ガン、糖尿病と言っても個々の患者さんの病気を起こす仕組みと言うのは違うので、そこはやっぱりある程度皆さんが知っておく必要があると思います。
蟹瀬患者の責任も重いっていうことになりますかね?そういう意味では。
中村やっぱり自分の命ですし、自分の家族の命ですからそれなりに自分で責任を持つというようなことが思われてくる必要があると思います。
医師だけに頼り任せるのではなく、自らも学び共に最良の治療法を選択する。
それが病気と闘うための第一歩。
患者のために何をすべきか。中村の医師としての矜持とは?
ドーキンズさて番組では、リーダーズチョイスと題しましてゲストの方に選択の基準、敬愛の人、賢者の文の3つのカードの中から1枚選んでいただいてお話いただきます。それでは中村先生、1枚お選びください。
中村それじゃあ1番手前のモノで。
ドーキンズ選択の基準。
蟹瀬選択の基準。どういうものがあるんでしょう?
中村私は、常々分岐路がある時に、自分がどの道を選べばがん患者さんにもっとも貢献できるのかということを考えて、分かれ道を選んできたので。常にあるのは、何をどうすれば患者さんの役に立つのか、それを常に人生の選択の基準に置いています。
蟹瀬医学の分野では、一言で言うのは簡単でしょうけれども、なかなかその選択をするのは難しいんでしょうね。
中村難しいですけれども。やっぱり一つキーワード、患者さんのためにという言葉を自分の心の中に持って行くと。意外に割り切って選択することができたんではないかと思います。
蟹瀬がんが完全に治癒できる日っていうのは少し先のようなお話でしたけれども、その日が来るまで是非しっかりと頑張っていただきたいと思いますし、我々も患者として自分たちの知識をきちんと持つ必要があるということですよね。今日は、どうもありがとうございました。
ドーキンズありがとうございました。
中村ありがとうございました。
選択の基準。患者のために役立つかどうか。どの道を選べば患者に貢献できるのか?それが医師としての道であり、これからも歩み続ける道。
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