熊野古道や温泉 観光再生へ一丸(vol.35)


BUSINESS FLASH

「田辺市は元気です!」。
9月上旬、台風12号の豪雨で甚大な被害を受けた和歌山県田辺市が、市をあげての一大観光キャンペーンに乗り出した。

12月から春の観光シーズンに向けて『台風12号被災復興観光キャンペーン』と題し、さまざまなツアープランや観光イベントを打ち出す。
目的は災害以降激減した観光客を呼び戻すことに尽きる。

真砂台風12号に見舞われたのが9月2日からの3日間。それ以降、9月の観光客数はほとんどゼロ。10月になって幹線道路や宿泊施設の復旧は進みましたが、観光客数は昨年の1割から3割止まりです。今回のキャンペーンで、観光閑散期の冬のうちに、昨年同様の水準に戻したいと思っています。

と田辺市長の真砂充敏(まなごみつとし)さん(54)。
今年は3月に東日本大震災が発生し、以降、世界中の目が東北に集まった。
田辺市を襲った豪雨はその半年後。被害の大きさの差はあれ、観光産業は風評被害に見舞われた。

「道路は開通しているのか」「旅館や店は営業しているのか」。
田辺市熊野ツーリズムビューローには不安な声ばかりが寄せられた。

真砂世界遺産・熊野古道を抱く田辺市は、古くから熊野詣(もう)でに出向く〝よみがえりの地〟です。今回の災害からも必ず再生しますので、ぜひ田辺市へお越しください。

と、市長が先頭に立って呼びかけている。

〝起爆剤〟として用意した観光プランにも気合が入っている。
3万円分の市内限定旅行クーポンや、特産のみかんや梅、市内宿泊無料券など、総額1000万円分のプレゼントを大盤振る舞いする。
そのほか、梅の花が咲く2月には、熊野古道や龍神温泉と梅林をセットにしたツアールートを組み、大阪や和歌山から直通の無料観光バスを走らせる。

真砂これほどの被災は明治3年以来、実に122年ぶりです。でも、11月末には熊野本宮大社や本宮温泉郷を巡る国道311号が完全復旧し、大型バスも運行可能になりました。

と、真砂市長は、アクセスの復旧とともに『田辺市観光安全宣言』を発した。
折りしも来年は辰年。田辺市にある日本三美人の湯「龍神温泉」は、その名前からして縁起よく、タイムリーなスポットとして人気を集めそうだ。

真砂龍神温泉は比較的被害が少なくてすみました。そこに至る高野龍神スカイラインも完全復旧しています。

その昔、弘法大師が灘陀龍王の夢のお告げを受けて開いたとされる「龍神温泉」。元湯は『源泉かけ流し「龍神温泉元湯」』と呼ばれる。

もうすぐ新年。辰年が明けるとともに、復興を祈りつつ龍神の湯に浸る…ご利益があるかもしれませんよ。

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