故人仕様の仏壇で供養(vol.15)


BUSINESS FLASH

8月、日本で初めての自分仕様の仏壇「プロデュース仏壇」が発売される。
パステルカラーの明るい仏壇に、故人が好きだった風景や故人の部屋などを再現し、故人と一緒に暮らしている感覚を演出できる。

愛媛県宇和島市で創業101年の歴史を持つ老舗仏壇店「立花仏壇店」が開発した。

立花➖➖家族を亡くされた方々のお気持ちを、明るい仏壇で少しでも癒すことができればと思いました。故人の面影を残す空間がそのまま仏壇に蘇ることで、一緒にいると思ってもらえれば本望です。

と3代目社長の立花孝文さん(54)。

立花さんは仏壇店を継いで以来、斬新な仏壇を次々と考案、今回の「プロデュース仏壇」の開発も手がけた。現在、愛媛県内に2店舗を展開し、仏壇を企画製造、販売している。

立花➖➖創業当時は製造専門だったんです。でも、それではお客さんの顔が見えず、つまらないので、思い切って小売も始めました。それ以来、お客さんの声を聞くことが一番大切だと思うようになりました。

そもそも、立花さんは人の言いなりに働くことが嫌いな性質で、流通会社の傘下で仏壇作りだけをする従来の仕事は受け入れられなかった。そのため、若い頃は家業を継ぐことを拒み、家から飛び出してトラックの運転手をしていた。

しかし、結婚を機に妻の実家の真珠養殖業を手伝うようになって、顧客に直接販売する仕事の楽しさを知ったという。

立花➖➖自分が作ったものを自分の手で販売することこそ、商売の喜びだと知りました。だったら仏壇も自分の手で販売していいのではないかと思って、家業を継ぐ決心をしたんです。

以来、従来の仏壇店とは一線を画す斬新な取り組みを次々に手がけた。

たとえば、店構えはモダンでオシャレなレイアウトに。
愛宕町にある本店には、若い頃に乗っていたナナハンをピカピカに磨き上げて飾った。
奇想天外な仏壇と大型バイクの〝競演〟だったが、妙にマッチしていると評判になった。

また、墓石の販売にも事業を拡大し、『夢SO(むそう』というブランド名をつけ、真っ赤な仏壇を発表した。まるで化粧台のようなデザインで、洋風建築にもマッチ。
市松模様など多様なデザインとともにシリーズ化し、都市部の展示会に出品したら飛ぶように売れた。

立花➖➖すべてお客さまの声を聞いて作った商品です。故人を供養したいと思う気持ちは、昔も今も変わりません。ただ、供養する環境が変わってきたので、それに合わせた仏壇を作っているんです。

と立花さん。

もうすぐお盆やお彼岸の季節。
今年もパステルカラーの仏壇が、故人を偲ぶ心を明るく、温かく包みそうだ。

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