地デジ支える「はんだ」技術(vol.13)


BUSINESS FLASH

「はんだ付け」に光を!―そう訴え続けている“はんだ付け職人”が25日、日本で初めて一般の人を対象にした「はんだ付け検定」を実施する。
「はんだ付け」技術に世間の注目を集めようというねらいだ。

野瀬➖➖25日はテレビが地上デジタル放送に移行する最初の日。地デジは誰でも知っていますが、その地デジを陰で支えているはんだ付けには誰も気づいてくれません。

と、NPO法人・日本はんだ付け協会理事長の野瀬昌治さん(44)。

このため、7月25日を「はんだ付けの日」として日本記念日協会に申請し、認定された。
野瀬さんにとっては、この地味だが重要な役目を果たしている「はんだ付け」技術こそ、“ものづくり日本”の象徴であり、なんとかそこに光を当てたいとかねてから思っていた。

野瀬さんが「はんだ付け」にこだわり始めたのには辛い過去がある。
約8年前、父親が経営していた部品加工会社が、25年間部品を納め続けた大手電機メーカーから、「海外に生産拠点を移す」という理由であっさり引導を渡された。

野瀬➖➖その会社に100%依存していましたから、代わりの仕事を探すのは大変でした。食べていくためにどんな安い仕事も受けましたし、まったく違う仕事にも手を出しました。

仕事をすればするほど赤字が膨らむ地獄のような日々が3年間ほど続いたという。
そんなとき、長年培った「はんだ付け」技術のDVDを作ってホームぺージで紹介したところ、驚くほどの反響があり、マスコミの取材も相次いだ。

野瀬➖➖これだと思いました。多くの人たちがはんだ付けの方法を知りたかったんです。

そんな声に答えるために2009年12月、NPO法人・日本はんだ付け協会を立ち上げた。
さっそく野瀬さんは協会のホームぺージをつくり、はんだ付けの技術や知識を惜しみなく紹介していった。そうしているうちに、いつしか「はんだ付けの専門家」と呼ばれるようになっていた。

これまで商品ばかりに気をとられていたが、長年育んだ技術にこそ価値があったのである。

野瀬➖➖それからは、正しいはんだ付けをいかに広めるかに力を注ぎました。そして、はんだ付けを個人に広めるためのビジネスを模索しました。

狙いは当たった。問い合わせは日ごとに増え、はんだ付け技術のDVDも売れ始めた。その一連の活動がこの「はんだ付け検定」につながった。

野瀬➖➖検定当日、受験生はDVDによる講習を視聴したあと、筆記試験と実技試験を受けてもらいます。合格者には認定証とかわいい認定バッジを進呈します。

と野瀬さん。縁の下で活躍してきた技術に光が当たるその日を心待ちにしている。

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