賢者になろう!
第7回 選ばれる人になるココロ磨きの習慣
実は、このリアクションは、その人の心理傾向をズバリと物語っています。
この心理傾向に応じて自動的に次にとるべき行動や態度が決まり、知らず知らずのうちに、あなたに対する人物評価を決めているのです。
前ページの「問題が発生したときリアクション」の例では、1番目から6番目のタイプの人は、本人は普段から一生懸命に仕事をしているつもりでも、上司や同僚、顧客などからは、「逃避的な人」「無責任な評論家」「頼りにならない」というマイナス評価をされがちです。
この結果、「私はこんなに頑張っているのに、どうして認めてもらえないのか?!」と嘆いたり悩んだりすることになります。
自分の心理傾向を知らないことで、無自覚のうちに、自分の評価を下げてしまっているのです。
しかも、自分の心理傾向に気付かないうちは、何度でも繰り返して同じパターンのリアクションを取り続けていきます。
ちょっと怖くなってきませんか?
あなたも、無意識のうちに変なパターンを繰り返していて、周りの人からの評判を下げているかもしれません。
では、自分とは意見の合わない人と話し合うと、あなたはそれをどのように感じるでしょうか?
先日、キャリアカウンセリングに来た人が、怒りながらこう話していました。
「上司は、私のことを少しも理解しようとしてくれないんです!」
「先輩が、私のやることをイチイチ細かく批判するのが許せない!不愉快です!」
「ウチの職場は、全般的に非常識な人が多いんです!」
この例では、上司や先輩・同僚を批判していますが、ひょっとすると、そう言う本人の側に原因があるのかもしれません。相手は指導的な好意からアドバイスしてくれているのに、それを頭から否定してかかっているだけなのかもしれません。
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- 公開日 2012.01.23
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