ホンモノの働き方改革を実践中。理念のない会社も経営者も存在意義がない
サイボウズ株式会社
代表取締役社長
青野 慶久
「働き方改革」がブームになっている。
そうしたなかで注目されているのが、早くから働き方改革に取り組んできたサイボウズである。
しかし、世の中のブームとサイボウズが取り組んできたものとは、まるで別物でしかない。
サイボウズの働き方改革は失敗のなかから生まれてきた。
世の中のブームは、理念のない経営と同じで意味がない。
「100人いたら100通りの働き方」を実践し個性を尊重しながら最高のチームワークを発揮するそんな働き方を支える制度をサイボウズは次々に具現化している
育自分休暇制度
35歳以下で、転職や留学など、環境を変えて自分を成長させるために退職する人が期間内であれば復職で
きる。最長6年間、復帰を保証するパスポートが発行される。
子連れ出勤制度
2014年から始まり、「子どもの預け先がない」など緊急時の受け皿として機能している。チームの生産性を下げないなどのルールのもとに運用されている。
副業制度
社員が自分らしく働き、経済的にも精神的にも自立した未来を築くための制度。業務や会社資産と関係ない仕事なら、上司の承認を受ける必要もない。
選択型人事制度
ライフステージの変化に合わせて働き方を選択できる制度。育児、介護に限らず個人の事情に応じて、勤務時間や場所を選べる。2007年からスタート。
在宅勤務制度
在宅しての仕事を選べる制度。2010年に始まった当初は月4回という制限を設けていたが、2012年8月から回数も場所にも制限がなくなった。
ウルトラワーク制度
総労働時間の10%程度は、選択した働き方とは違う働き方が許される制度。オフィスでの働き方を選択していても、10%程度なら在宅勤務や時差出勤ができる。
部活動支援
本部をまたぐ5人以上で部活動を作ることができる。部員1人あたり年間10,000円が、会社から補助される。
※会社名・役職などの掲載情報は、インタビュー当時のものとなります。
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