亡き夫の意志を継ぎ、
モノづくり精神を組織に
浸透させた環境・働き方改革
株式会社ユーシン精機
代表取締役社長
小谷 眞由美
株式会社ユーシン精機は1973年設立の工業用ロボットメーカーだ。京都の小さな町工場からスタートし、後発ながらプラスチック成形品取出ロボット分野で世界トップシェアを誇るまでに成長している。代表取締役社長 小谷眞由美は創業者である亡き夫の意志を継ぎ、いまなお従業員にモノづくり精神を伝えている。小谷が推し進める「働き方改革」の現場に迫る。
ドーキンズ 会社の廊下や食道に素敵な絵画がたくさん飾られていたんですけど、そちらも社長が?
小谷 そうなんですね、アメリカとか行きますと、本当にすごい大きい工場でも、廊下も一間以上広いんですが、2×2メーターぐらいの絵をね。でもそれすごくいいんですね。できる限り仕事中でもぱっと見て右脳左脳に行けるようにと思ってね。
革新ある技術を創造する。それを担う社員が働きやすい環境づくり。それがユーシン精機のさらなる成長の礎
小谷が守り続けるもう一つの信念とは?
ドーキンズ さて番組ではリーダーズチョイスと題しまして、ゲストの方に選択の基準、敬愛の人、賢者の文の三つの中からカードで一つ選んでお話しいただきたいと思います。それでは小谷社長、お願いします。
ドーキンズ 何でしたでしょうか?
小谷 「賢者の文」ですね。
ドーキンズ 賢者の文ということで、ゲストの方が心に秘めた言葉を一筆書いていただきたいと思います。では小谷社長お願いします。
小谷 だんだん字が小さくなっていってる。
蟹瀬 「一つの問題には七通りの答えを考えよ。」
小谷 これは小谷がよく言っていた言葉なんです。
蟹瀬 どういう思いが込められているんでしょう?
小谷 これは何か考えますときに、一番初めに考えたことが一番いいかもしれないんだけど、やはり最低七つぐらいは考えてモノを作らないと、設計しないと、いいものができないと、そういうことなんですよ。
蟹瀬 やった方でないと、なかなか思いつかない言葉ですよね。
ドーキンズ 今回本社にお伺いしたときにも、創業者の方のお言葉がいろいろなところに書かれていたんですが、今後その創業者の思いというのはどのように伝えていきたいですか?
小谷 いやもう創業者はいないんですけど、他社から見ているとまだ居るような感じがするってよく言われるんですね。ですから創業者の思いというのは、本当にまじめにですね、この仕事をする中で、お客様の意向をよく聞いて、それにあった開発をかける、またそれが商品化していくっていう、ここ非常に難しいんですけど、それを努力してやるということですよね。
蟹瀬 最後に、社員の方々にとってどんな会社にしたいとお思いですか?
小谷 いやぁ、ここに来ていてやはりよかったな、というそういう会社にしたいなと思っています。
蟹瀬 今日お話伺っていますとやっぱり働いている方々の幸せというのもしっかり考えなきゃいけないし、クライアントのその思いというのもしっかり掴んでいかなきゃいけないということなんでしょうかね。どうもありがとうございました。
ドーキンズ ありがとうございました
小谷 ありがとうございました。
賢者の文-一つの問題には七通りの答えを考えよ。一番最初に考えた答えに満足せず、最低七つは答えを出してみること。諦めそうになってからのもうひとひねり。その習慣が誰も真似のできないアイデアへの一番の近道となる。
※出演者の会社名・役職など掲載情報は、収録当時のものとなります。
※著作権保護の観点から、記事・動画の無断転載・流用などを禁じます。
出演者情報
企業情報
関連コンテンツ
カテゴリー別特集
リンク