女性視点がビジネスを変える
20代の働く女性の代表として
働く女性の気持ち・悩みがわかる。
当社は「中小ベンチャー企業の女性活用」に特化した人材教育事業を行っています。効果的な教育投資で、優秀な女性社員が退職することなく、長期的に企業で活躍できる為のお手伝いです。
現在は、働く女性が増えていると言われていますが、14歳~65歳までの働く女性は、8年連続で増加傾向にあります。
ただ一方では、育児や出産を期に退職する女性は、全体の7割という現状。
採用費・人件費・教育費を考えると、少なくとも年間一人あたり500万円はかかっていると思うのですが、そこまで投資して育てた人材が退職してしまうというのは、企業にとって費用的にも時間的にも大きな損失ですよね。
そうなると、女性の先輩やロールモデルが社内で育たず、後輩や部下はますます育ちにくくなります。そういった企業は、優秀な女性が入社する確率は格段に低くなりますから、採用にも苦戦することになり、どんどんマイナススパイラルに陥ってしまう。
ナチュラルリンクは、「女性が働く上での3つの壁…1~2年目の壁、5年目の壁、管理職やリーダーの壁」に注目し、1年目~管理職まで入社歴や段階に応じた研修を提供し、それらの壁をうまく超えてもらうことで、優秀な女性を活かせる組織づくりをサポートしています。
また、女性の育成には、やはり上司のマネジメントが大きなキーですから、男女の脳の違いをもとに、女性マネジメント研修も同時に行なっています。
当社のスタンスとしては、女性と上司のパイプ役、女性マネージャーのような役割を担うこと。
女性には、男性には言えない悩みもありますので、そこを吸い上げて解消するサポートや、上司の想いを上司に代わってお伝えすることなど、結構泥臭いんですが(笑)お互いが歩み寄り、コミュニケーションが取りやすくなることで、現場が変わるようにサポートさせて頂いております。
絶対仕事と家庭を両立したい。
パートナーである男性の存在が大切。
私自身は絶対仕事と家庭を両立したいと思っています。
その為には、会社や周囲の協力も大切ですが、パートナーである男性の存在が大切だなと感じます。
私自身も、以前結婚しようと言っていた人と起業後に別れた経験があり、現在は、自分が会社をつくって頑張っている姿を応援してもらえるパートナーと出会えたので、やはりそこは大きなキーだなと感じます。
女性の雇用環境を考えると、長時間労働からの脱却が一番だと思います。
いつも残業して成果をつくる社風が、「育児しながらは無理だ」とか「結婚したら続けられないかな」という部分につながってしまうと思います。
女性は20代の間、先のことを考えるよりも、今目の前のことに全力投球すること、与えられたチャンスで必死で結果を出すことに意識を向けて頑張っていたら、道は自然と開けてくると思います。ぜひ、頑張ってください。
ビジネスウーマン # 09
2011.06.23
片山 美菜子 かたやま みなこ
株式会社ナチュラルリンク
代表取締役
1982年生まれ。同志社大学卒業後、2004年に業界大手の人材教育セミナー会社に入社し、営業部門に配属され、成績「ゼロ」の新人時代を経て、3年目からは年間トップセールス賞を3度受賞。自身の営業経験や、女性営業指導・研修運営の経験をもとに、2009年10月「中小ベンチャー企業の女性活用に特化した人材教育研修会社」として、株式会社ナチュラルリンクを設立。「男女の脳の違い」をベースとした研修カリキュラムをもとに、女性部下を持つ男性マネージャー研修、女性社員研修などを企業対象に開催。女性の感性に響かせながら、業務改善やモチベーションアップに繋げる内容には定評がある。女性が育児と仕事を両立し、企業としても業績を向上させていくための、組織改善コンサルティングサービス、女性管理職を誕生させる為の組織改善コンサルティングサービスも行っている。女性活用経営クラブ運営。株式会社ワーク・ライフバランス社認定、ワーク・ライフバランスコンサルタント。NHK「あさイチ」、関西テレビ「スーパーニュースアンカー」出演。
企業情報
- 公開日 2011.06.23
関連コンテンツ
カテゴリー別特集
リンク