女性視点がビジネスを変える
似たようなサービスなら、勝ち目がないと思った。
開業にあたって考えたのは、似たようなサービスのサロンなら勝ち目がないということ。
短い経験ながらスキルや知識には自信があったのですが、年齢が若いということで、なかなか信用を得にくいと思っていたこともあります。
そこで店独自の強みを出そうと、ニキビ・毛穴のケアに特化したサロンにすることにしました。もともと自分自身が小さな頃から悩んでいたということもあって、よりお客様の気持ちに寄り添ったケアができると考えました。
技術面での強みを活かし開業当初から順調にお客様に来ていただけ、今では2カ月先までご予約いただいています。
私たちのサービスが認められつつある証拠として、とてもうれしく思っています。
スキンプロがサービスを行う上でポリシーとしているのは、お客様に正直に接すること。
エステティシャンは医者ではありません。 お客様の肌状況によりエステでは難しいと思った場合は、正直にお伝えするようにしています。
騙しながら施術をしても、お客様の目的にかないませんし、誠実な行為と思えないからです。
24時間、365日仕事漬け。でも、大変だとは思いません。
仕事は好きなことなので、大変だとは思いません。ただ、休んでいないという感覚はあります。
会社が休みの日も、つい会社のことを考えてしまい、体が休んでも頭が休まらない感じ。ここが社員だった時と決定的にちがいます。
「ONとOFFを分けた方がいいよ」と、多くの人から言われるのですが、やっぱりなかなか難しいですね。
会社を経営していれば、良い時もあれば悪い時もあります。
でも私は楽観的なのか、客観的に見て「かなりヤバイ」時でも、わりと前向きでいることができます。そもそも社長が「大丈夫」って思ってないと、社員が不安に思ってしまいますよね。
だから多少ノー天気と思われるくらいでちょうどいいのかなと思っています。
今後の目標は大きく二つ。ひとつは立ち上げたばかりの化粧品ブランドを海外に展開すること。
設立3年での発売を予定していた化粧品部門を1年で実現できたので、さらに前倒しで実行したいと思っています。
もうひとつは「女性の働きやすい会社」をつくること。私も含めて、子どもが生まれた時などに、退職せずに安心して働き続けられる会社にしていきたいと思っています。
ビジネスウーマン # 06
2011.05.27
岡崎 梢 おかざき こずえ
スキンプロ株式会社
代表取締役
http://skin-pro.co.jp http://deesse-salon.com
大手エステサロン、美容皮膚科を経て、2009年、自身の悩みでもあったニキビに焦点を絞り、日本でも数少ない毛穴ニキビ専門エステサロン「ボーテ・ド・ディッシイ」をオープン。半年後、スキンプロ株式会社設立。2011年6月に毛穴・ニキビのトラブルに特化したオリジナル化粧品「スキンプロ」を発売。メディアにも多数出演。
企業情報
- 公開日 2011.05.27
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