幅広い4つの事業でスマートライフをサポートする、マクセル株式会社の成長を支える若手社員に迫る
マクセル株式会社
ライフソリューション事業本部 生産本部 生産管理部 業務課 高階 裕斗 |
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エナジー事業本部 電池本部 MD技術部 水溶液系電池設計課 鳥井 弘渉 |
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光エレクトロニクス事業本部 ユニット事業部 プユニット製品部 設計第2課 馬場 雄輔 |
仕事を通じて得られた確かなスキル 先輩、上司から教えられた論理的思考
企業の成長を支えるのは優れた人財。躍進を続ける企業には、人が育つ環境がある。若手社員の声から、その秘訣を探る「成長企業の法則」。エネルギー、産業用部材料、電器・コンシューマー製品メーカーのマクセル株式会社で働く、光エレクトロニクス事業本部 ユニット事業部 ユニット製品部 設計第2課 馬場 雄輔さんに聞いた。
自動運転のキーアイテムとなる 車載カメラ用レンズの光学薄膜
光エレクトロニクス事業本部 ユニット事業部では、主に車載カメラに関する業務に取り組んでいる。馬場さんはユニット製品部 設計第2課で、設計業務に携わる。
「設計の中でも開発寄りの仕事をしています。車載カメラは車輌後部や周辺の様子を映し出したり、人や物などをセンシングしたりする装置です。私は車載カメラに搭載するレンズの光学薄膜の開発を担当しています」
メガネのレンズのように、車載カメラのレンズにも曇りにくく、反射を防ぐなどのコーティングが施されている。よりよいコーティングを作り上げるのが任された業務だ。
「社内外の有識者にヒアリングしたり、自分で文献を見つけたり、ネットを使ってテクニカルレポートや特許、論文を調べながら材料を探し出します。これを実際にレンズに形成して評価していくのです。前任者から引き継いだり、以前からあった技術をベースに自分流にアレンジしていくのが仕事です」
開発に試行錯誤が続くのは当然のこと。暗礁に乗り上げることもあるという。
「個人に与えられた裁量が大きく、テーマに沿って自由に検討が進められる一方で、自ら多くを切り拓いていかなければなりません。わからないことをやるのはキツイですし、どのようにしたら良いのかを考え、悩んでいる時間は大変な思いをします」
仕事を続けていくうちに、スキルとして身についてきたのは、正しい方向に導くための考え方だ。
「上司や先輩に恵まれました。経験ももちろん大切ですが、論理的に考えるための手順を何度も教えてもらえたことが大きいですね。きっかけをつかまなければ、自分だけで解決するのは難しいと思います。今は、こういった原理、メカニズムがあって、それならばこんなことが起きるだろうと仮説が立てられます。これに沿って実証できるようになってきました。スピーディーな課題解決を求められるので、あれもこれも試している時間はありません。論理的な手順を踏むとうまくいくことが多いことを実感しています」
優れた車載カメラは、世界中が待ち望んでいるデバイスのひとつだ。
「今はビューカメラが主流ですが、これから自動運転が本格的にスタートします。人や物、周辺を確実に検知して、安全な自動運転を可能にするためのキーデバイスは車載カメラです。その車載カメラを作り上げていく一員として、胸を張って開発を続けます」
遠い未来をめざすのではなく、まずは近い未来を考えて面白いことをやりたいと馬場さんは語る。そのためにも、なにごとも楽しさや、面白さを見つけるよう心がけていくという。
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