「迷ったら難しい道を選ぶ」茨の道を突き進むデジタル革新のベストパートナーとは?!
富士通エフ・アイ・ピー株式会社
代表取締役社長
米倉 誠人
創業からおよそ40年、現在の富士通エフ・アイ・ピー株式会社を率いるのは、代表取締役社長、米倉誠人。顧客ニーズを捉え、データセンターをベースに、様々なサービスビジネスを展開し、最善のサービスで応える。「ビッグデータ」「働きかた改革」「ITビジネス」そして、米倉が目指すデジタル革新のベストパートナーとは?
福井本日のゲスト、富士通エフ・アイ・ピー株式会社、代表取締役社長、米倉誠人さんです。どうぞ、よろしくお願いいたします。
蟹瀬よろしくお願いいたします。
米倉よろしくお願いいたします。
福井まず始めにお伺いしますが、富士通エフ・アイ・ピーはどのような経営指針をお持ちなのでしょうか?
米倉我々が目標にしているのは、お客様のデジタル革新のベストパートナーになることです。
蟹瀬そのあたりはこれから大変重要なところですから、今日はじっくりとお話を伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
福井よろしくお願いいたします。
米倉よろしくお願いいたします。
福井さて、米倉社長のプロフィールを拝見しますと、1984年に富士通に入社されていらっしゃいますよね。富士通ではどのようなお仕事をされていらっしゃったのですか?
米倉富士通では、いわゆる、SEというグループに配属されました。
蟹瀬システムエンジニアですね。
米倉システムエンジニアです。
米倉多くのSEは業種別であったり、お客様ごとの担当SEとして配属されるのですけれども、私は当時、サービスを開始しようとしていた、VANサービスを立ち上げる部署に配属されまして、そこでシステムの開発や運営に携わってきました。
蟹瀬若い方はVANと言っても、ご存じない人も多いかなという気がしますけれども、Value Added Network(付加価値通信網)という、あれはインターネットが登場する前の、交信するためのシステムでしたよね。
米倉そうですね。当時は今のNTTであったりとか、ごく限られたキャリアでしか、そういうサービスができなかったんですけれども、そういったものが我々のようなベンダーにも開放されるようになって、そこで付加価値をつけて再販するような、そういうビジネスを立ち上げたところです。その延長でパソコン通信ですとか、そういったものが始まったということです。
蟹瀬ずっとその分野にいらっしゃったのですか?
米倉そうですね。あと、インターネット向けのサービスをやったり、データセンターのサービスなどを、一貫して、サービスビジネスに富士通では携わってきました。
蟹瀬そして、2015年、富士通エフ・アイ・ピーに来られているということですけれども、これはどういう経緯で社長になられたのですか?
米倉富士通と富士通エフ・アイ・ピーはいろいろな形で連携をしてきました。それぞれがそれぞれの領域でお客様に対して、ビジネスを展開してきたのですけれども、そのビジネスの事業再編をするというタイミングがありまして、そのプロジェクトの責任者を私が任されることになりました。事業再編をスタートするにあたって、「社長として、やってこい」ということで、エフ・アイ・ピーのほうに移ってまいりました。
福井番組では富士通エフ・アイ・ピーの今を象徴するものをお持ちいただき、番組を進行させていただきます。今日はどのようなものをお持ちいただいたのでしょうか?
米倉こちらのギフトカードになります。
蟹瀬なぜ、このカードが富士通エフ・アイ・ピーを象徴しているのですか?
米倉はい。これは富士通エフ・アイ・ピーが行っています、様々なクラウドサービスの一つでして、凸版印刷様と共同で事業を進めているものでございます。ほかには、このような各種のカードを使ったサービスビジネスを展開しております。贈り物として使うギフトカードであったり、個人が使う電子マネー、あるいはポイントカードですね、その残高管理であるとか、そういったことをクラウドサービスとして提供しています。
これらのギフトカードは同じクラウドサービスを使うことで、小さな初期投資ですぐに利用することが可能となった。
米倉現在、約150社のお客様にご利用いただいています。
蟹瀬最近ではいろいろなところで、ビッグデータをどう活用するかということが大きなテーマだったり、話題になっているわけですけれども、このあたりはどういうふうに対応されているのでしょうか?
米倉私たちのポイントカードをご利用いただいている総合スーパー業のお客様から、購買データを活用して、その様々な分析によって販売を促進したい、売上拡大に結び付けたいというようなご要望を頂きました。
総合スーパー様は多種多様な品種を扱っていること、それから、店舗だけではなくて、WEBでのサービス、販売等も行っていますから、大量の購買データが存在しているんですね。それをうまく活用できないかというご要望を頂いています。
クラウド技術、あるいは分析技術の発展によって、そういったデータの分析がクラウド上で行われるようになったということで、お客様にとっては、「誰が」「いつ」「何と一緒に」購買したかといった情報の分析が可能になったわけです。
福井その大きなビッグデータの収集だったり、分析技術の進歩によって、どのような変化が起こったのでしょうか?
米倉そういった膨大なデータを分析することによって、その属性の方々の一人一人の趣向が見られるようになってきます。それに合わせて、その人に向いた商品のプロモーションができる。こういったことが変わってきたところだと思います。
蟹瀬ビッグデータをいかに高度に分析して、それを戦略につなげられるのか、これがポイントになってくると思いますが、そうなるとITベンダーの役割、これも大きく変わってくるのではないですか?
米倉そうですね。いかにデータを価値に変えるかということが重要になってくると思います。ただ、そのときに最初のようにお客様が「こういうアウトプットを出してほしい」というリクエストが明確にあるわけではありませんので、お客様も気づかない新しい価値を生み出さなければいけないと思います。
まずは、40年以上、40年近く、お客様と一緒にサービスビジネスを展開してきた豊富な実績、あと、そこで培われたノウハウを持った営業やSEの人間力、発想力、そして、サービスを安心安全に提供するための堅牢なデータセンター、これらが要素となると思うのですけれども、富士通エフ・アイ・ピーはそれらの要素を1社で組み合わせて、お客様に提供できる、これが富士通エフ・アイ・ピーの強みだと思っています。
蟹瀬なるほど。
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