「防災・減災・再生」自然災害の多い日本にITという武器で挑戦し続ける!
ライト工業株式会社
代表取締役社長兼最高経営責任者
鈴木 和夫
建設業界の中で創業以来、自然災害の多い日本に必要な「防災・減災・再生」を使命とし、独自の技術を以て発展し続けている企業がある。ライト工業株式会社。他社とは一線を画した経営戦略と、創業以来引き継がれている企業DNAを元に、発展し続けるライト工業株式会社のリーダー、鈴木和夫の成長戦略に迫る!
白石本日のゲスト、ライト工業株式会社、代表取締役社長の鈴木和夫さんです。よろしくお願いいたします。
蟹瀬よろしくお願いします。
鈴木どうぞよろしくお願いいたします。
白石まず素朴な疑問なのですが、あまり建設業界というと馴染みがないので、不勉強で申し訳ないのですけれども、ライト工業と言いますと、いわゆるゼネコンと呼ばれる会社なのですか?
鈴木あ、ゼネコンは一般に一つのプロジェクトの中で全体を取りまとめる会社と言えますけれども、私共は一つのプロジェクトの中で高い技術を必要とするパートを受け持つ、そういったような会社でございます。
蟹瀬すごく専門的な部分をやっているということですね。
白石そのライト工業なのですが、一言で言いますと、どのような会社なのですか?
鈴木私達は国土の防災、それから強化再生を社の変わらぬ使命として深く認識して、これをコアとして事業展開していると、そういう会社でございます。
蟹瀬本当に日本にとっては大切な事業だという気がしますよね。今日はお話楽しみにしておりますので、よろしくお願いいたします。
白石それではここで鈴木社長のプロフィールをご覧ください。
ライト工業株式会社代表取締役社長鈴木和夫は、1953年東京都で生まれる。1978年法政大学大学院工学研究科修了後、ライト工業に入社。2002年技術本部SI事業推進部長に就任、その後執行役員技術本部技術部長などを歴任。2008年取締役に就任、建築事業本部長などを経て、2013年代表取締役社長に就任、現在に至る。
白石早速なのですが、鈴木社長のプロフィールを拝見いたしますと、当時としては珍しく大学院を出られていますよね。まだまだ大学進学率も今ほど高くない時代でしたから、やはり入社されてからはエリートコースまっしぐらだったのではないのですか?
鈴木全くそんなことはなかったですね。
白石そうなのですか。
鈴木ええ。私が入社して初めて配属されたのが、本社は本社なのですけれども、技術本部アンカー工法部工事課という部署だったんですね。当時そこで扱っているアンカー工法っていうのは、まだまだ工法の黎明期でありまして、本社の直轄工事みたいな形で、仕事が出ればそこから、どこへでもその仕事の出たところへ行くというようなシステムだったんですね。
蟹瀬要するに人に任せられないぐらい新しいから、ちゃんとそこへ行って見なきゃいけないと。
鈴木そういうことで、仕事があるところ全国どこでも飛び回っていたというようなことで、ほとんど本社にはいなかったということなのです。そういう意味では、私共本当に高卒とか大卒とかそういうことに関係なく、等しく現場経験からスタートしたということが言えると思います。
蟹瀬しかし全国飛び回られて現場を見て、やっぱり現場から学ぶことって、おそらくおありだったと思うのですけれども、どんなことがありましたか?
鈴木そうですね。若いうちにやはり現場を経験しておくってことは非常に大切なことだと思います。私は若いうちに現場に行って、日本全国の支店の雰囲気を感じることができましたし、また当時多くの支店の方々と知り合いになって顔見知りになれたということは、後々の本当に大きな収穫になりました。現場の経験をするということは、将来例えば工事をやるとか営業をやるとか開発をやるとか、そういう道に進むにしても、やはり基本的なところをということで、これを知っているか知らないかっていうのは、その後の将来の伸びに大きく影響すると思います。そういう意味で若いうちにそういう現場を経験しておくって本当に大切なことだと思っています。
蟹瀬しかしそれだけ全国を飛び回っていらっしゃると、なかなか異性との出会いというのは難しかったのではないですか?
鈴木そうですね。大学の先輩から社会に出たら「この仕事は女の人と知り合いになれる機会っていうのはあまりないから」ということで、学生時代に家内と知り合ったのですけれども。ちょうど私が結婚したのも入社してから一年後だったのですが、当時、上越新幹線のトンネルの現場に入っておりまして、現場から戻って来たのが式の前の日ということで。
蟹瀬前日ですか? 大変だったでしょう?
鈴木髪だけは切って欲しいということで整えて、当日衣装合わせをして。
白石当日に? えーっ!
鈴木それで、式の手順もわかりませんので、ただこう立っていればいいと言われていたんですけれども。新婚旅行なんかも本当に行先決められないんですね。それで式が終わって成田行ったのですけれども、ちょうど6月で飛行機の空きなんかないんですね。とにかくヨーロッパへ行こうということで。それで次の日にようやく空きが出て、コペンハーゲンに行ってきたと。新婚旅行から戻っても、すぐまた二カ月、上越新幹線の現場に戻りました。
白石鈴木さんも大変ですけど、奥様は……。ねえ、素晴らしい方ですよ。
蟹瀬白石さん、どう?こういう……。
白石私だったらまだまだ未熟者なので「どうなっているのよ!」って文句ばっかり言っちゃうと思うのですけれども、奥様は……。
鈴木そういう意味では本当に理解があるというか、ありがたい話ですね。
白石そうですよねえ、陰で支えてくださる。
蟹瀬今はどうなのですか? 奥様その当時を思い出されて。
鈴木大事な時、大切な時はいつもいないって、今も言われていますけどね。(笑)
白石ということで、この番組では三つのキーワードでこれから進行させていただきます。まず最初のキーワードは何でしょうか。
鈴木「守る」です。
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