「迷ったら難しい道を選ぶ」茨の道を突き進むデジタル革新のベストパートナーとは?!
富士通エフ・アイ・ピー株式会社
代表取締役社長
米倉 誠人
創業からおよそ40年、現在の富士通エフ・アイ・ピー株式会社を率いるのは、代表取締役社長、米倉誠人。顧客ニーズを捉え、データセンターをベースに、様々なサービスビジネスを展開し、最善のサービスで応える。「ビッグデータ」「働きかた改革」「ITビジネス」そして、米倉が目指すデジタル革新のベストパートナーとは?
富士通エフ・アイ・ピーは全国に16拠点ある、富士通グループデータセンターの運営、保守を担っている。
ドーキンズ私は今、富士通グループのデータセンターに来ています。早速、お邪魔したいと思います。
関係者こんにちは、いらっしゃいませ。
ドーキンズよろしくお願いします。お世話になります。
関係者こちら、入り口にありますのが、サーモグラフィーのカメラになります。ここで表面の温度を測っています。
こちらのデータセンターではウィルスへの感染対策として、サーモグラフィーで来館者の体温チェックを行っている。
ドーキンズ私は大丈夫ですか、今?
関係者はい。このままお入りいただけます。
ドーキンズお願いします。
関係者では、どうぞ。
また、不審者侵入防止のため、来館者には本人確認用の手のひら静脈の登録が義務付けられている。
関係者これで完了しました。
ドーキンズこれで大丈夫ですか?
関係者はい。
ドーキンズ静脈まで登録するのですね。
関係者そうですね。静脈データは個人によって違いますので、ここでなりすましなどを防ぐようにしています。
ドーキンズ登録していただけました。分厚いですね。
関係者そうなんですよ。このカード、実は見えないんですけど、超音波が出ています。
ドーキンズ超音波?
関係者はい。天井にアンテナがついていて、この超音波とやり取りすることで、カードを持っている人がどこにいるか分かるようになっています。
ドーキンズそうなんですね。これは入れるだけではなくて、入ったあとも、常に管理されると?
関係者そうです。
ドーキンズセキュリティーが厳しいですね。
関係者そうなんですよ。
そのほかにも、サーバルームに入室するには金属探知機など、いくつものセキュリティーを通過しなければならない。
ドーキンズやっとつきました!
関係者長かったですね。
ドーキンズ規模としては大きいほうなのですか?
関係者そうですね。富士通グループのデータセンターの中でも、かなり上のクラスですね。お客様の重要なデータをお預かりしている一番のエリアになりますので、セキュリティーもその分、高くなっています。
データセンターでは、入館者に対するセキュリティーだけではなく、保管されているデータに対しても、安全対策が取られている。
関係者こちらが免震装置になります。
こちらは建物の地下に設置されている免震装置。地震などの揺れに対し水平移動し、揺れを減衰するという。東日本大震災発生時も、大きく揺れたが、この免震装置のおかげでデータは安全に守られたという。
ドーキンズこれは実際に、東日本大震災のときの揺れを表しているということですか?
関係者そうですね。中心から一番離れたところまでが5センチになりますので、5センチ動いたというのをこちらで確認しています。このセンターは東日本大震災や阪神淡路大震災の1.5倍相当の揺れに耐えられるつくりになっています。
ドーキンズそれも上の機械を守るために。
関係者そうです。
福井このデータセンターなのですが、どのようなお客様のデータを扱っているのですか?
米倉一般の企業の基幹システムもございますし、我々の生活を支える社会インフラのシステムなどもお預かりしています。そういった、様々なデータをお預かりしていますから、安心安全であることが非常に大事なポイントになると思います。
蟹瀬これだけインターネットが普及をして、ICTだとか、IoTだとか、あるいはビッグデータ、こういうことが組み合わされるわけですけれども、そうなると、いろいろな形でビジネスが変わってくるわけですね。そのなかで、このデータセンターの役割、これもやはり、変わってきているとみていいのでしょうか?
米倉そうですね。従来はお客様の重要なシステムであったり、データをお預かりするというのが主の目的だったのですけれども、そこで培ってきたノウハウを活用して、お客様の新しい競争のための源泉にするということが我々の価値になってきていると思います。
蟹瀬今、価値とおっしゃいましたが、新しい価値ということになると思うのですが、それは具体的にはどういったものになるのでしょうか?
米倉集めたデータを分析して、お客様の現場で生かす、そういったことを我々は40年間、ノウハウを貯めてきたということになります。データを集めて、分析して、価値に変える、最適に制御する。このサイクルの延長にデジタル革新があると富士通グループ全体ではそのように考えて、進めているところです。
蟹瀬このデジタル革新のなかで、一番コアとなる技術はなんなのでしょうか?
米倉やはり、分析技術というものが、非常に重要だと思います。エフ・アイ・ピーは長年、構造設計であるとか、統計分析の技術を現場のお客様と一緒に築き上げてきました。そういった、分析の技術がこれからお客様に対して、価値に変換するための非常に強いツールになっていると思っています。
蟹瀬そのための人材もきちんと育成されてきたということですね。
米倉そうですね。
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