大型リゾート施設ハウステンボスが何故、破綻したか?その原因と再建に迫る!!
株式会社エイチ・アイ・エス(H.I.S.)
代表取締役会長兼社長
澤田 秀雄
格安航空券販売で始まった株式会社エイチ・アイ・エス(H.I.S.)を旅行業界トップクラスに押し上げ、その経営手腕で次々にチャレンジを続ける澤田秀雄会長が難事業に名乗りを上げた。それは、来場者減少に苦しむ大型リゾート施設ハウステンボスの再建。果たして、2度目の危機を迎えたハウステンボスを救えるか。そして、その秘策とは?
ハウステンボスのアウトレットモール導入について市民の方々に意見を求めてみた。
佐世保市民アウトレットがただ単に来るだけだと、地元の商店街としては活性化にはならないと思いますから。出来れば、地元の商店街の方も出店をして、そして、逆に商店街にもお客さんが来ていただくような仕掛けをしていくことが必要だと思います。
地元金融機関商店街に影響があるという部分は、どうでしょうかね。なかなか、そこは未知数でございますけど。
ハウステンボス企画担当非常に可能性があると思います。実際に例がございまして、鳥栖のアウトレットモールも一時期調子があまり良くなかった時期がございまして。ところが2年くらい前から大変調子が良くなったと。
これは、要因の一つにハウステンボスとタイアップして中国、韓国、台湾から来るお客様を立ち寄りするというコースを開発されたんですね。これが一つの大きな要因になったと思っていますので、間違いなく九州にアウトレットを目的に来るというマーケットは存在すると思います。
ハウステンボス企画担当2年前2007年より長崎県、および福岡県を中心として西九州統合型リゾート研究会という民間のカジノの研究団体の運営をしております。やはり今までテーマパーク事業、プラス、ホテル事業という形でやってきたわけですが、立地もあり、この事業モデルでは限界があると思います。その中の一つの可能性として考えられるのがカジノ施設の誘致ではないかと考えております。
障がい者団体例えば、歩くにしても石畳の格好は良いんですけれども、杖が着いたり、足が悪いとつまづきやすいとか、車椅子でもちょっと通りにくいとか。せめて、車椅子だけでも通るスペースを、綺麗に通れるような状態にするとか、トイレにしろ、いろんな面で障がい者の方どんどん来てください。という環境になればですね。
佐世保市民周りの凄い地域資源がたくさんあるわけですから、それを活用すればかなり層が厚くなって、面白いモノが出来るんじゃないかなという気がしますよね。
佐世保市民我々は本当に市民と行政との懸け橋として、ハウステンボスと佐世保市を同じ観光資源だったり、そういうものをしっかり考えて循環型の社会の構築をしていく上では、ハウステンボスと佐世保市の一体型の観光だったり、いろいろなことが考えていけるんじゃないかなというふうに思っております。
地元との共生を澤田会長はどのように考えているのだろうか?
蟹瀬様々な地元の声がありましたけれども、どうですか今聞かれて。
澤田アウトレットのブランド品の少し遅れたやつの安いやつ、安く買えるというのが特徴ですので、その地元の商店街が影響を受けることは、僕は無いと思いますね。本来バッティングしないような商品だということですよね。それより、いろんな方が来られることによって地域の観光、足を伸ばされますから、いろんな意味での波及効果、雇用も含めて起こるんじゃないですかね。
蟹瀬大型の流通企業がドッと来て、その辺の小さいお店を全部犠牲にして。というような流れにならないと。
澤田そういうのは、ぜんぜん違うと思いますね。
蟹瀬それと今出ていましたけれども、カジノ。これはいろんなところで都知事の石原慎太郎さんなんかも、声をあげたりしていますね。
澤田はい。
蟹瀬このカジノ構想なんていうのは、どういうふうに受け止められているんですか?
海外の事情に詳しい澤田会長は、その可能性をどう考えているのか?
澤田カジノは、僕は素晴らしいアイディアだと思います。ただご存知のように、日本は法律が複雑で……。
蟹瀬法改正は必要ですね。
澤田非常に難しい。誰もが言われるんですけれども、なかなかやれないと。だから僕は、これはおかしいと思うんですね。もうヨーロッパでカジノの出来ない国は、ほとんどないんですね。スイスにしろ、ドイツにしろ、オーストラリアにしろ、イギリスにしろ、小さい大きいは兎も角として、もうどこでもカジノはあるんです。イメージ的にカジノは、賭博とか犯罪とかのイメージがありますけど、ぜんぜん違いますね。カジノのある街の方が安全なんですね。
蟹瀬様変わりしましたよね。
澤田そうですね。カジノというのは、アミューズメントの一つなんですね。だから、カジノがあると、アミューズメントがあったりコンペンションがあったり、ショーがあったり、そしてカジノがあると。カジノの売上よりもそういうアミューズメント、催し物、コンベンション、その他のショー、それらの方が利益というか売り上げが大きいんですね。一つの呼ぶ材料ですから。
僕はもっと日本は早く気軽にやるべきじゃないかと。それはもう考えが古いというか、法律が古いというか、僕はやっぱり変えて、ある程度のルールは必要ですけれども。やっぱり日本の観光のためにやるべきだと思います。
蟹瀬その辺も一石投じることが出来れば……。
澤田いい。という意味ですね。
蟹瀬それと、先ほどの意見の中にもありましたけれども、点じゃなくて、もうちょっと面で、長崎っていうのは県で考えた場合には、世界の窓口っていう歴史があったわけですよね。
澤田そうですね。
蟹瀬いろいろな施設があると、観光資源があると、これをこう少し広げる形という期待感も地元にはあるようですね。ハウステンボス単体というよりは。
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