壮年期を迎えた企業グループが「志」をもって次に打つ一手、バイオ事業とは
SBIホールディングス株式会社
代表取締役執行役員社長
北尾 吉孝
インターネットの爆発的な価格破壊力を武器に金融業界で急成長を遂げてきた企業グループがある。創業16年目を迎えたSBIグループである。金融サービス事業、アセットマネジメント事業、バイオ関連事業の3つのコア事業でさらなる飛躍を目指すSBIグループを率いるリーダー、SBIホールディングス株式会社代表取締役執行役員社長北尾吉孝に迫る。
SBIグループは金融サービス事業、アセットマネジメント事業、バイオ関連事業を三大コア事業と位置付けている。
諸星金融サービス関係のお仕事はいかがですか?どのような展開を考えてらっしゃいますか?
北尾これはまあバブルがはじけてずっとある意味しんどい状況だったわけですね。そしてそこに持ってきて今度リーマンショックだ、やれギリシャの債務危機だ、ユーロの債務危機だと。次から次へといろんな問題が起こってきて。それを勝ち抜いてそもそも来たわけですね。この設立15年ぐらいでほぼインターネットを使った金融の生態系というのは完成したと。
北尾だからインターネットを使って世界で初めて金融のコングロマリット作り上げたという段階で、それぞれの会社が相互進化とシナジーを追求しながら伸びていると。
例えば、銀行の証券があると先証券作ったと。そうすると証券のお客さんがまた銀行のお客さんになるようにしていく。
そういう方法でそれを考え出していく。そして今度は両方のお客さんが証券だけで300万口座以上ありますし銀行だけで200万口座。これがまた私どもの保険のお客さんになるように持っていく。そしてグループの中でうまくお客さんを作るという形で言ってみればクロスセルみたいなことがどんどんできていく。それを追求しているんですね。
諸星インターネットとおっしゃると自動的にグローバルの話になりますよね。国境ないわけですから。そうすると世界各国の物の考え方が違う、やり方が違う、法律も違う。いろんなことが違うわけですけどその辺のところの。
北尾これがまた面白い点でね。
諸星それは面白いでしょうね。
北尾これはね例えばGoogleだと言うとアマゾンだと言うとそのサービスはアメリカで開発しあっという間に世界に広がりますね。金融業界はそうはいかないんです。
なぜかと言うと各国それぞれに法制度があるから。したがって、ある意味で産業バリアがあるんですよ。これが我々の強みなんです。誰も彼も入ってこれない。
諸星なるほど。
北尾守ってくれる一つの作業障壁なんです。ですから我々はその世界の中で確実に勝利を収めていけばいいと。戦いはできるだけしない方がいいんですね。ですからこんなグローバルでアメリカや中国からですね、ドルが攻めてきたということになると大変な事になります。しかし攻めてこれないんです。
大体16年目に入ったわけですけど創設する時に考えてたことが、ほとんど具現化してきたという風に言えると思いますね。
諸星アセットマネジメントはどのような事業展開を考えていらっしゃいますか?
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