賢者になろう!
賃貸経営の賢者になろう!
~管理会社選択のポイント~
第1回 管理会社の種類を知ろう
さて、不動産オーナーの中にはご自身で管理を行う方と、賃貸管理(プロパティ・マネジメント/PM)会社に管理を委ねる方と、ふたつのタイプがいらっしゃいます。
自主管理をするオーナーも、入居者募集と契約締結だけはPM会社の力を借りる方がほとんどなので、PM会社の活用なしでは賃貸経営はなかなか難しいと言えるでしょう。
上述しましたように、不動産オーナーにとっては受難の時代でありますが、このPM会社選びを誤ると、賃貸経営はさらに厳しいものになります。
私はPM会社の人間ですので、自社に有利なように話をしてしまいがちですけれど、今回はそうならないように努めつつ、オーナーがPM会社を選ぶ際のポイントをご案内したいと思います。
最初にお伝えしたいのは、PM会社にも種類があるということです。
「不動産管理会社なんて、どこも同じじゃないか」とお考えの方も多いのではないかと思いますが、実際はそうではありません。
管理を手掛ける不動産会社にも種類があり、大別すれば「賃貸仲介店舗を持っている管理会社」と、「持っていない管理会社」の2つに分けられます。
話を進めやすくするために、この2つにそれぞれ「店舗兼業型」管理会社と「PM専業型」管理会社という名前をつけます。
「店舗兼業型」は多くの方が「不動産屋さん」をイメージすると出てくるタイプの管理会社です。 駅の近くに店舗を構え、お部屋探しをする方に物件を紹介し、現地案内し、契約します。
来店されたお客様に紹介する物件の中心は、オーナーから管理を任されている物件です。
管理業務としては、家賃の集金代行、設備故障などの修繕業務、賃貸借契約更新業務などPM会社の基本業務はだいたい行っています。
時にはオーナーから「お客様づけ」だけ頼まれることもあります。
この場合、管理業務はまったく行わないか、行うにしても更新業務など一部に限定されることが多いです。
企業情報
- 公開日 2012.10.29
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