日本の課題「観光事業」の先駆者の事業づくり、「対話」に始まり「対話」に行き着く！？

宮川賢者の選択Leaders、ナビゲーターの宮川俊二です。

ドーキンズドーキンズ英里奈です。

宮川今回は「日本のレジャーをもっと楽しく」をコンセプトに総合的なレジャー事業をクリエーションする、あるプロデュース企業の取り組みに迫ります。

総合的なレジャー事業をクリエーションする　あるプロデュース企業の取り組みとは？

カトープレジャーグループ。
1962年、創業者である故 加藤精一が加藤商事株式会社を設立。
1987年、現在の代表取締役兼CEOである加藤友康が代表取締役に就任。
1989年、社名を現在のカトープレジャーグループに変更。
大阪道頓堀のうどん店「つるとんたん」のリブランドを皮切りに、現在まで多岐にわたって、レジャー事業をトータルプロデュースで展開している。

加藤心のつながりを大切に、すべてのところでお客様に喜んでいただけることばかりを考えて行動する。

トータルプロデュースを通じて、お客様に感動と喜びを感じてもらいたい。加藤の描くチームで生み出す新しいレジャーとは？

ドーキンズそれでは、本日のゲストをご紹介します。カトープレジャーグループ代表取締役兼CEO、加藤友康さんです。よろしくお願いいたします。

加藤よろしくお願いいたします。

宮川よろしくお願いいたします。
このレジャー事業というのは大変難しいと思うのですが、そのなかで発展をされる、その秘密をちょっと伺いたいと思います。今日はよろしくお願いいたします。

さまざまなレジャー領域でのトータルプロデュース

ドーキンズさて、現在、カトープレジャーグループはレジャー事業を中心に事業をされていますが、具体的にはどのような事業を展開されているのですか？

加藤そうですね。レジャー事業と名のつくものはすべてやらせていただこうと思っていますが、今はリゾート、旅館、ホテル、レストラン、リバークルーズ、キャンプ場、さまざまなものをやらせていただいています。

宮川レジャー事業を展開していくには莫大な時間、そして、労力が必要になると思うのですが、どういったところをポイントに展開されていらっしゃるのでしょうか？

加藤トータルプロデュースという仕組みというか、考え方があります。ありとあらゆるもの、ご依頼頂いたものを場所と市場を見ながら新しいモノを生み出していく。適切な場所に応じた業態開発をやっている会社ですので、必然的に業態が増えてまいります。

宮川最近、レジャーと言いますと、スモールラグジュアリーという言葉をよく聞きます。

スモールラグジュアリー

加藤私どもも先駆的に事業を展開させていただいて、2007年からちょうど10年になるのですが、「熱海 ふふ」というブランドがあります。こちらがこれからさまざまな場所で展開を計画しています。

ドーキンズ実は今回、「熱海 ふふ」を取材させていただきました。

静岡・熱海
熱海ふふ

熱海駅から車でおよそ10分。訪れたのは「熱海 ふふ」。熱海の森の中にひっそりと建つ「ふふ」では日常を忘れ、ゆっくりと贅沢（ぜいたく）な時間が過ごせます。

ドーキンズ（施設を訪れ）素敵……。大きなベッドが二つに、ソファーも……。

全室に設置された源泉掛け流しの自家温泉露天風呂。緑に囲まれた静かな空間でゆったりとお湯につかることができます。

チーフクリエイティブスタッフ
赤松 彩香

赤松こちらのお部屋と3階のお部屋、こちらが両サイドに窓があるタイプでして、どちらかというと風通しがよく、明るく過ごしていただける形になっております。

ドーキンズお部屋ごとに、コンセプトが違うのですか？

赤松そうですね。こういった洋室タイプのものもありますし、和室のタイプもありまして、26室すべてを設え（しつらえ）ています。同じお部屋に泊まっていただく方もいれば、来るたびにいろいろなお部屋を回っていく方もおられますので、それぞれのお客様の楽しみ方ができるかと思います。

お食事は海の幸と山の幸が豊富な熱海ならではの食材を存分に楽しむことができる。日本会席料理と鉄板焼きから選べる。また、なかでも名物としておすすめなのが味噌仕立ての和風ブイヤベースが特徴の海香鍋（かいこうなべ）。

ドーキンズ一つ一つの食材が大きいですね。まずは、蛤（はまぐり）からいただきます。
しっかり素材の味をグッと引き立てるちょうど良いお出汁です。これはおいしい……。

料理に込めた思いについて、料理長にお話を伺いました。