潜在患者数は530万人!まだ世に知られぬタバコと関係がある生活習慣病とは
公益社団法人日本医師会
副会長
今村 聡
現在、世界的に見ても喫煙をすることの健康への影響、喫煙に対する考え方は変わりつつある。喫煙の健康被害としてまず挙げられるのが肺ガンだが、実は肺ガンのほかにもタバコに関係の深い生活習慣病が存在する。それがCOPDだ。今村聡は公益社団法人日本医師会の副会長を務めながら、COPD啓発プロジェクトの理事も兼任しており、日本でのCOPDの認知度アップに取り組んでいる。今村が進めるプロジェクトの全貌に迫る。
ドーキンズ さて番組ではリーダーズチョイスと題しまして、ゲストの方に選択の基準、敬愛の人、賢者の文の三つの中からカードで一つ選んでお話しいただいています。では今村先生、お一つお選びください。
今村 真ん中を。
宮川 「選択の基準」。これは、どういうことでしょうか?
今村 「公のために」ということです。医師会の役員をしていますと、本当にいろいろなことを決断しなきゃいけないと。様々な選択肢のある中で、何かをどうしても決めなきゃいけないってことは結構あります。医療の話って本当にステークホルダーが多くて、利害が一致しないことが結構あります。
だから、こちらの意見とこちらの意見を考えて、その結果としてどういう選択をするかというときには、常に公のためになるのかどうかということですね。1つの選択の基準にしております。
ドーキンズ 今後の展開はどのようにお考えでしょうか?
今村 COPDの啓発ということに関して、国民の皆さんにCOPDという病気。まずは名前を知っていただく、そして早く自分がCOPDであるならば気がついて、重症化しない治療に取り組んでいただく、ということを進めていくということが、今後の大きな私に対する課せられた課題だというふうに思っています。
宮川 今日はとりあえず「COPD」私もしっかり心に留めて日本医師会、これからの活動も非常に期待しております。今後ますますご活躍をお祈りしております。今日はどうもありがとうございました。
今村 とんでもございません。今日はどうもありがとうございました。
ドーキンズ ありがとうございました。
選択の基準-「公のために」どんな選択肢にも様々な正論がある。それはそれぞれの考え方や思いが違うから。その選択肢から一つを選ぶことを迫られたとき、誰のためになるべきかに焦点を当てれば、おのずと最優先すべき道が見えてくる。
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