

地球環境を守りながら発展を続ける!常に挑戦を続ける老舗企業が目指す未来とは
三菱化工機株式会社
取締役社長
髙木 紀一
三菱化工機株式会社はプラント・環境設備の建設・エンジニアリング・各種単体機器の製作を中心に展開する企業だ。創業80年を超える老舗企業でありながら、新たな事業への取り組みにも余念がない。その1つが水素を活用した新エネルギー事業だ。取締役社長 髙木紀一は歴史に奢ることなく常に挑戦と躍進を見据えた経営戦略を打ち出している。その舞台裏に迫る。
福岡市は水素社会の実現に向け、水素エネルギー関連産業の振興を目的とした水素リーダー都市プロジェクトを推進。このプロジェクトは、平成26年度、国土交通省の下水道革新的技術実証事業、通称「B―DASHプロジェクト」に採用が決定。これを受け、福岡市と三菱化工機が共同で水素ステーションの建設を行った。このプロジェクトについて、福岡市の担当者の方に話を聞いた。
(インタビュー:福岡市 経済観光文化局 創業・立地推進部 新産業振興課 課長 上原里美さん)
ドーキンズ プロジェクトを始めてどのような変化がありましたか。
上原 日本国内だけではなく、世界からもたくさん施設に訪れていただいており注目を浴びております。福岡市は最先端の技術を暮らしや街作りの様々な場面で活用する超スマート社会の検討に取り組んでおります。水素につきましても、超スマート社会を実現する一方策として、環境に優しい、災害に強い街作りの検討に取り組んでおります。
ドーキンズ 今後の展開はどのようにお考えでしょうか。
山崎 下水のバイオガスは地産地消のエネルギーです。日本にはこういう下水バイオガスを発生させる下水処理場が約300ヶ所あるといわれています。このシステムを全国的に広めて行きたいと考えてます。
B―DASHプロジェクトは佐賀県唐津市でも行われている。唐津市浄水センターでは、三菱化工機が持つ無動力撹拌式消火槽技術を使い、バイオガスを利用した燃料電池への発電を行っている。
宮川 自動車の燃料に水素を使うメリットはどういうところにあるんでしょうか。
髙木 化石燃料を使いますとどうしても二酸化炭素とか、有害なものが結構出てくる。水素を使った自動車っていうのは基本的には水しか出てこないと。非常にクリーンな状態になります。
燃料電池車に対して最近電気自動車、いわゆるEVというものが非常に盛んになってきているかと思います。ただ電気自動車の一つの弱みといいますか、チャージするのに時間がかかる。それからチャージしても、航続距離がまだまだ保てない。それに比べましても水素自動車っていうのは、航続距離もだいたい600から650km。ガソリンに匹敵するような形のものに仕様として決めることになっています。
例えば、その水素を使ったバスであったり、トラックであったり、電車とか、こういったものへの発展。それから水素自体は高圧の状態で貯めておくことができる。それを利用して必要なときに水素を用いて電気を作ることにも繋がってまいります。
電気のやっぱり一番弱いところは、蓄電ができない。当然ある程度はできるんですけど、放電がございますので、長期にわたって、同じ状態で蓄えておくことができない。そうしますと例えば、一つの山間部、それから人があまり近寄れなかった部分等々においては水素を置いておくことによって、それを用いて発電ができると。
そういうメリットがあるのかなという。水素社会ってのは本当いろんなところで活用ができる、電気の発電もできる、それを使ったまたいろんなエネルギーとしての使い方もできる。そういったものが一つの水素社会ではないかというふうに捉えております。はい。
ドーキンズ 今後の展開はどのようにお考えですか。
髙木 成長分野といたしまして、水素、クリーンエネルギーそれからバイオガス、それから海洋環境規制という、こういった大きな三つの柱、これをさらに発展させてより環境に対する貢献を進めてまいりたいというふうに思っております。
三菱化工機株式会社 取締役社長 髙木紀一は1954年、富山県で生まれる。大学卒業後、1980年三菱化工機に入社。執行役員プラント事業本部長、取締役プラント事業本部長を経て2015年、取締役社長に就任。現在は「挑戦と躍進」というテーマを掲げ、三菱化工機を牽引している。そんな髙木は幼なき日、どんな夢を見ていたのだろうか。
髙木 博士になりたいな、なんていうふうに思ってまして。これはやっぱり私の周りにドクター、医者がおりまして、その博士を見る周りの目が非常によくて、博士そのものが自分がやりたいことを追求していくっていいますか、そういう一つの職業ステータスだと思ってましたので、憧れというよりも自分そのものが博士になって何かを成し遂げたいとそういう気持ちがあったことは事実ですね。
宮川 髙木社長にとって夢とはどんなものでしょうか。
髙木 一言で言うと、「憧れ」なんですけども。望みと夢はちょっと違うのかなぁっていうのがございまして、おそらく夢ってのはなかなか達成できない感覚を持っておりました。と言いながら夢を実現させるために自分の目的とする望みを追求していくと、その先に夢があるのかもしれないっていうふうに思っております。
あの頃に見た夢―夢とはなかなか達成することができない遠い憧れ。そんな夢を実現させるために望みを繋ぎ歩み続ける。そして歩み続けたその先に、きっと憧れの夢が待っている。
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