原点にこだわる!「昨日の不可能を、今日可能にする」の信念
株式会社ユーグレナ
代表取締役社長
出雲 充
貧困の現場で感じた思いを一貫して持ち続け、起業し成功をおさめたた男がいる。決してぶれることのない原点があるからこそ生まれるアイデアやバイタリティを持つベンチャービジネスのカリスマは、どのようにビジネスの素を発見し、それをビジネスへと結び付けたのか?
出雲1998年、私がバングラデシュに行ったときの学外活動のインターンシップの受け入れ先がグラミンバンクだったんです。
蟹瀬なるほど。
出雲ずっと大学1年生のときから、憧れの先生ですし、グラミンと一緒に何かやりたいなっていう気持ちはずっと持っていました。いや、ユヌス博士という人は本当にすごい人で、もうバングラデシュという世界で一番、貧しい国を豊かな素晴らしい国にするためのソーシャルビジネスを今、もう全力で走っていらっしゃるので、私もユヌス先生に置いてかれないように、ミドリムシでとにかく、1秒たりとも、無駄にできない。そういうエネルギーをですね、会ってなくても、離れていても、ユヌス先生からは24時間365日もらってるんですね。
新たな可能性のために邁進する。それを困っている人たちに提供する。それがこれからもユーグレナが進む道。
福井さて、番組では賢者の文と題しまして、ゲストの方の心に秘めた言葉を一筆書いていただいております。それでは、出雲社長、よろしくお願いいたします。
出雲はい。「昨日の不可能を、今日可能にする」です。
私がとても尊敬している旧ソ連のロケットの科学者で、コンスタンチン・ツィオルコフスキーという先生がいるんですけれども、このツィオルコフスキー先生がですね、「今日の不可能は、明日可能となる」という言葉を残しておられるんですね。これだけ科学技術が発展していますから、「明日可能となる」では、ダメなんですね。「明日、栄養失調の子供たちが元気になる」では遅い、間に合わないので、尊敬しているツィオルコフスキー先生の言葉を1日ずつ、前にずらして、「昨日の不可能を、今日可能にする」という言葉にしています。
蟹瀬いい言葉ですね……。
福井それでは、最後になりますが、今後の展開はどのようにお考えですか?
出雲今後の展開、私がやりたいことはバングラデシュの子供たちの栄養失調をなくすための、ミドリムシの給食を必ず、100万人の給食にまで、このプログラムを大きく広げて、バングラデシュの子供たちが100万人みんな、栄養失調から治って、健康に元気にスポーツと勉強を頑張る、こういう社会を必ずミドリムシで作ろうと思っています。
蟹瀬今日、あらためて、出雲さんのお話を伺って、以前にお会いしたときと比べて、さらにパワーアップされていますし、物事が実現しつつある、これはすごく勇気づけられました。これからもぜひ、頑張っていただきたいと思います。
今日はありがとうございました。
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