93歳でも「過去に関わっていては先に行けません」の前進力
株式会社マネジメントサービスセンター
顧問
梅島 みよ
1966年、コンサルタント会社として創業し高度経済成長期から現代まで時代のニーズに応じて、様々な人材育成プログラムの開発、提供に取り組んできた梅島。時代を超えて個人の能力、資質の現状把握と可能性の発見を担ってきた人材アセスメントとは?
宮川私たち、研修と言いますと、つい精神論で行ってしまうところがありますが、やはり、アメリカの行動心理学とか、そういった理論にもとづいたものというのは説得力がありますね。
梅島そうですね。やはり、体で覚えるということでしょうかね。頭だけではなくて。
宮川ということで、素晴らしい出会いをされたということですよね。
梅島大変、私、運がようございました。
福井本当に素敵なパートナーだなという感じがしました。
梅島ありがとうございます。
福井そんな梅島さんなのですが、プロフィールを拝見いたしますと、なんと御年93歳ということで……。
梅島そうなんですよ。
福井とても93歳には見えない外見ですが、この元気の源というものはどんなところにあるのですか?
梅島年を取りましても、未来を知りたい、若い人と話したい、そして、これから先がどうなんだということが一つの夢を見るような気がします。
福井では、まだまだ未来を見続けているということなのですか?
梅島死ぬまではね。
福井だからこそ、次へ次へという、この活力があるわけですね。
梅島そういうわけでもないですけど、気をつけないといけないのは、年を取るとつい、億劫(おっくう)になるんですね。やめておこうかなということはダメですね。
福井そのときに、こう……、グッとやってみようという、自分を奮い立たせるモチベーションは何ですか?
梅島若い人たちと話すことです。
福井どんな、身近な若い人たちと……。
梅島アセスメントでもそうですけれども、50代の方と30代の方とは価値観が一緒ではございませんね。50代の方が「この若者はこういうふうだ」と見たって、30代の人の価値観を知って、両方の価値観を知らなければお互いに理解するというわけにはいきませんでしょう。私のこの年だったら、若い人たちと話して、若い人たちが今、何を考えているか、どんな気持ちでいるかというのをやはり、絶えず知りたいと思いますね。
宮川そういった気持ちが必要ですよね。そうすると今、だいたいリーダーの方って、60代ぐらいになれば、「ゴールかな」みたいに思ってしまうのですけれども、梅島さんは今、90代からご覧になると、まだ60代はまだまだという感じで……ということですかね。
梅島そうですね。でも、近頃は60代の方でも、皆さん、元気ですよ。
福井確かにそうかもしれませんね。
梅島これからまだまだそうなっていくのではないでしょうか。
齢(よわい)を重ねることを嘆くのではなく、これから訪れる未来に思いを馳せる。それがこれからも梅島が歩む道。
福井さて、番組では賢者の文と題しまして、ゲストの方の心に秘めた言葉を一筆書いていただいております。それでは、梅島さん、よろしくお願いいたします。
梅島そうですね……。やはり、死ぬまで元気に生きていきたいと思います。
宮川そうですね。元気に生きる……。
福井本当に梅島さんを見ていると、この言葉がお似合いになりますね。
あらためまして、梅島さん、今後の展開はどのようにお考えですか?
梅島MSCは50年で、今年、迎えましたから、これからは若い人たちに新しいMSCを作っていただきたいなというのが願いです。
福井なるほど。
宮川やはり、受け継ぐものとイノベーションと両方必要になりますから。
梅島そうですね。過去に関わっていては先に行けませんからね。
宮川それを見守りつつ、ということでしょうか?
梅島そうですね。お話はみんなから聞くけれども、余分な口出しは一切、しないことにしています。
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