初の宅配ロッカーを生む「お客様にサービスしかできない」24時間顧客主義
株式会社フルタイムシステム
代表取締役
原 幸一郎
目まぐるしく変化する世界経済と地球環境、かつてない変化とスピードの時代に我々は、どう向き合うのか?時代を牽引する賢者にその答えを聞く。ターニングポイント、賢者の選択。宅配便年間取扱量32億個。不在時でも受け取れる宅配ロッカーで成長を続ける株式会社フルタイムシステム。
原マンションの管理・委託業務です。分譲マンションされてそこからどうメンテナンスですね。管理人を派遣したり、そうしたり、あと修繕計画たてたりですね。そういう計画をする会社が今はたくさんありますけどね。
蟹瀬それをやっている時に、宅配ロッカーっていうのを思いつかれたんですか?
原そうなんですよ。だんだん宅配便が非常に売れなくなりましてね。マンション管理やってましたらですね。荷物がこう、管理事務書って狭いじゃないですか。狭いところに荷物が来る。管理人にまだ僕も預かれとか言ってたわけですから、預かったらゴルフバッグは荷物はいらないから表に置いておった。そしたらゴルフバッグが取られたとかね。
蟹瀬そうですよね。
原お客さん帰って来て荷物よこせとかね。これはもういかんと。それで表にロッカー作りまして、24時間管理センターでウォッチャーしたんですな。毎日のように。それが世界で初めての宅配ロッカーです。
蟹瀬そうなんですか。
原まあ、必要に迫られて作ったと。
蟹瀬ただ宅配便のサービスっていうのは、決して昔からあったわけではなくて。それで70年代ですかね。それで実際に飛躍的に伸びてきたっていうのは、コンビニとの広がりとの関連っていうのもあると思うんですけど。これが80年代ですか。それと共に伸びてきてるわけですよね。
原当時は、コンビニもまだ荷物の受け取りできませんしね。
石田そうです。
原荷物自体もそれほど多くなかったですな。だけどマンションの方に受け取るというのが、その時調査しましたらだいたい3分の1の方がだいたいいつもおられるんですよ。3分の1の方がときどきおられると。3分の1の方は、完全におられないと。そういう結果が出たんですよ。100戸のマンションやったら3分の1のボックス作ったらだいたい受け取りできんと違うかなということで。100戸でいろんなサイズの作ったんですけど。それが一番初めのロッカーですな。
石田そのフルタイムシステムが創業した1986年度の全国の宅配便取扱量なんですけれども当時は6億1000万個だったんですね。
蟹瀬それでもすごい数だね。
石田2008年度の取扱量のデータを見ますと、32億2000万個という伸びなんですね。
原そうでしょう。
蟹瀬これは、どうなんですか。そういう宅配の急増って言いますかね。そういうのは予測されてた?
原これは便利なことは流行りますから。ええ。うちのロッカーも便利だから絶対流行るでって言ったんですよ。これはもう完全に分かってますからね。
蟹瀬それはもうお客さんの声みたいなのも上がってきたわけですか?
原24時間センターやってまして、僕もセンターやってましたから初めは。そこにいろんな注文が来るわけです。その注文を聞いてロッカーを改造していったわけです。
石田では、ここで宅配ロッカーでどのようなサービスが受けられるのか東京にあります本社ショールームを取材しました。ご覧ください。
FTSコントロールセンターで24時間365日管理しているというフルタイムロッカーは、どんなサービスを提供しているのだろうか。
フルタイムロッカーの基本的なサービスは、配達員が届けた荷物を自動音声に従い無人で預け置くことが出来るというものである。その際、フルタイムロッカーは、入庫情報をFTSコントロールセンターに知らせ配達員に受領状を、受取人に配達状を発行する。また、部屋のインターホンへのサインや携帯へメールで知らせるサービスもある。受取人は、好きな時間に受け取ることが出来、その場からFTSコントロールセンターに操作方法なども問い合わせることが出来る。
関係者FTSコントロールセンターに直通の電話がロッカーに付いております。お話しいただいてお困りな点などを24時間365日、いつでもお応えできるような機能が付いております。さらにクリーニングなどを無人で預け入れをして、無人で取り出しいただけますし。そのお代金をクレジットカードで決済していただけるというこういった機能も付いております。
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