「あてにしない、あきらめない」、現場も人生も切り開くエンジニアリングの力
三機工業株式会社
代表取締役社長
長谷川 勉
三機工業株式会社。1925年、旧三井物産機械部を母体として、三機工業株式会社が設立。関東大震災からわずか1年半、建築工事設備会社として、復興の重要な役割を担いながら成長。その後、高度成長を支える建築設備工事業として発展。また、人と技術の力で数々の賞を受賞するなど名実共にリーディングカンパニーとして業界を牽引している。バブル崩壊、不況の波をものともせず、成長をし続ける三機工業の強さを、代表取締役社長長谷川勉はこう語る。
宮川賢者の選択リーダーズ。ナビゲーターの宮川俊二です。
ドーキンズドーキンズ英里奈です。
宮川今回は「人がものを作る」をテーマに、生活環境の向上を目指す、ある総合エンジニアリング会社の取り組みに迫ります。
長谷川今、地球温暖化や、いわゆるCO2の削減などの非常に大きな問題があるので、それを直にできる会社という気がありますので。
人と技術磨き、快適環境を創造する。長谷川が捉える未来を切り開くエンジニアリング力とは。
ドーキンズそれでは、本日のゲストをご紹介します。三機工業株式会社、代表取締役社長、長谷川勉さんです。よろしくお願い致します。
宮川人と生活と環境を支えるエンジニアリング。これはどういうものか。じっくりと考えたいと思います。
ドーキンズさて、冒頭のVTRでもご紹介がありましたが、三機工業は1925年に設立し、まもなく100年を迎えられます。創業から今に至るまで、どのように歩まれてきたのでしょうか?
長谷川最初は商社、三井物産の機械部から分離をしたということで、当初はもちろん暖房の設備や給排水の水道をやっていたのですが、工事業ですね、サッシだとかコンベアも、あと、金庫ですとかドア、焼却炉、そういうものを輸入したり販売したり、その後、製造したり、そういうことをやっていましたが、その後エンジニアリング中心になったと。そういう会社ですね。
ドーキンズ社長ご自身は、この仕事についてどのようなものだとお考えですか?
長谷川なかなか表に出ないのですが、いわゆる空調や照明は、受ける側としては分かってきます。それで、結局は、今、CO2の削減であるとか、いろいろな形で、目に見えないところで出てくると。「こんなところも三機だよ」というところが我々の形なので、ビルにしても設備にしても有名なところがあります。
宮川実は「ここと、ここと、ここも、ここも。」という、繋いでいる会社ですよね。
長谷川そうですね。
ドーキンズ私は今、東京築地にあります、三機工業が入っているオフィスビルにやって来ました。こちらでいろいろとお話を聞いていきたいと思います。
ドーキンズよろしくお願い致します。
坂本よろしくお願い致します。坂本です。
ドーキンズまず、目に飛び込んできたのがこの景色! すごいですね。ぐるっと窓になっているのですね。
坂本そうですね。周りに高い建物がないので、東京の景色を一望できます。
ドーキンズ東京スカイツリーも見えますね。
坂本そうですね。今日は天気も良いので、東京スカイツリーの奥に筑波山も綺麗にうつっています。
ドーキンズこれは気持ちが良いですね。
坂本そうですね。
ドーキンズ三機工業の技術は、私たちの身近なところで使われていると伺ったのですが、具体的にはどこで使われているのですか?
坂本はい。例えば皆様が利用されている商業施設やオフィスビル、銀行などの空調、水回り、電気などの設備ですとか、それ以外でも、工場などの搬送設備や上下水設備などに当社の技術を活かしています。
ドーキンズ何となくイメージはつくのですが、細かく言うとどこがありますか?
坂本普段皆様がなかなかお目にかかることはないかもしれませんが、例えば、地下にある空調冷房の温水冷水の設備なのですが、こちらも当社の技術が活かされています。
ドーキンズこの銀色のパイプと言うのですか、こちらが技術の使われている部分ですか?
坂本当社が施工している現場になります。
ドーキンズ普段目にすることがない部分なので、すごく興味深いのですが、他にはありますか?
坂本はい。例えば皆様が普段利用されている水道なのですけれども。
ドーキンズあ! これは見ます。
坂本はい。この水道のお水を綺麗にしている浄水場の設備、大きい設備なのですが、この中で当社は、水を綺麗にする設備を作っています。それ以外にも、こちら。空港の手荷物のコンベアですが、皆様から荷物をお預かりした後に、ここにあるバーコードを読み込んで、皆様が乗る飛行機まで安全に荷物を届ける技術が活かされています。さらに、空港の滑走路のライトにも、夜を照らす滑走路のライトを洗浄する灯器洗浄車というのも当社の技術になります。
ドーキンズこれは水で洗浄しているのですか?
坂本いえ、このライトのところには、飛行機のタイヤのカスがへばり付いていまして、例えばガムが服にガムが付いたときって上手く取れないじゃないですか、それを氷で凍らすと簡単に取れたりしますよね。その原理と一緒で、超高速でドライアイスを噴射して、へばりついたタイヤを取っています。
ドーキンズタイヤもゴムだから? じゃあ、この出ているのはドライアイス。私たちの身近ないろいろなところに三機工業さんの技術が使われているのが分かりました。
坂本見えないところで皆様の生活を支えております。
ドーキンズ知りませんでした。
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