日本列島創生論にある危機感と期待感の共存。「納得・共感」の政治をめざして
衆議院議員
石破 茂
その発言が常に注目を集める政治家、自民党の衆議院議員 石破茂。その語り口や人間性に、ファンになる若者も多い。そんな石破が掲げる「日本列島創生論」。石破も尊敬する田中角栄の『日本列島改造論』や、竹下登の「ふるさと創生」など、これまでの地方再生の政策と同じなのでは?という認識を持つ方も多いだろう。しかし人口問題は有事だと言う石破が唱える日本列島創生論はまったく新しく、そして具体的だ。その中身とは? そしてその中身に、共感と納得を感じてしまうのは、なぜなのか。
福井さて、番組ではLeader’s Choiceと題しまして、ゲストの方に、選択の基準、敬愛の人、賢者の文、この三つの中からカードで一枚を選んでいただき、お話しいただきます。それでは石破さん、よろしくお願いいたします。
石破どれでもいいのですね。
福井はい。
石破迷っていても仕方ない。はい、これ。
蟹瀬「敬愛の人」を選ばれましたね。敬愛の人はどなたですか?
石破田中角栄元総理になります。田中先生の本質というのは「報いを求めない親切心」だったと思います。いろいろなことをやってあげるんだけど、報いを決して求めない親切心というのが田中先生にはあったし、人が何を望んでいるかということをきちんと把握する、そういうところが田中角栄先生にはありました。
蟹瀬最後の質問ですけれども、もし、総理になられたら何をやりたいですか?
石破それを一言で言えたら苦労しないけれども、今まで語ってこなかったこと、政治があえて語ろうとしてこなかったこと、それを「なぜ、これが必要なのか」ということを、共感と納得を得るように語りたい。
石破安全保障もそう、社会保障もそう、財政もそうです。でも、このままいったら大変だぞという話ばかりしても仕方ない。どうやって、この日本を一緒に変えようという、そういう語りかけは必要だと思いますし、政治に一番必要なのは納得と共感だと思っていますので、「納得と共感の政治」ということをやっていく必要があると私は思います。
蟹瀬ぜひ、そのためにまだひと汗、ふた汗かいていただきたいと思います。
石破ぜひ、よろしくお願いいたします。
蟹瀬ありがとうございました。
福井ありがとうございました。
敬愛の人「田中角栄」。
人が望むことを的確に把握。しかし、決して報いは求めない。
相手を思いやる心。それこそがいつの時代も変わらぬ礎。
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