多様なライフスタイルに寄り添い切る住まい作り、を実現する「住」道とは?
ジャパン建材株式会社
代表取締役社長
小川 明範
JKホールディングスの中核企業として存在感を発揮する、ジャパン建材株式会社。住宅だけでなく、公共施設や商業施設などの非住宅分野にも力を入れグローバルに事業を展開する同社。顧客の多様なライフスタイルに寄り添うため、代表取締役社長小川明範が社員に提唱するのは「住」道。
人から貪欲に学び、自ら考え自立をするとともに試練を乗り越えタフであれ、より良い住環境を提供することで社会的なコミュニティの形成につなげたい!小川の目指す道とは
福井その企業理念を具体的にどのように共有されていらっしゃるのですか?
小川社員とこの企業理念を共有するために、求める人物像ということで行動指針を出しているんですね。これが手前どもの行動指針「住(じゅう)」道。柔(やわら)の柔道ではなくて、住まいの道と書いて「住(じゅう)」道と言っています。
ジャパン建材の行動指針「住(じゅう)」道には、研鑽、感謝、情熱、先陣、覚悟の5つの言葉が大きく掲げられている。
小川企業は人生の道場。「住(じゅう)」道ですが……。従って、道場で自己実現をしてくれと。夢や希望や目標というものが、実は会社が掲げている大きな企業理念と同じ方向を向いているということの整合性を皆が理解してくれると、そこで初めて大きな歯車になると思っています。
この「住(じゅう)」道について、社員はどう思っているのか話を聞いた。
(インタビュー:資材グループ 首都圏産業資材部 東京営業所 長嶺文也さん、推進グループ 住設部 住設課 井口絢子さん、資材グループ 特販部 部長 服部祐也さん)
長嶺「企業は人生の道場である」とおっしゃっていて、その中でも「研鑽」と「感謝」は常に忘れてはいけないということで、入社当時から心の中にあります。(仕事だけではなく)プライベート・普段の生活でも大切にしたいと思います。
井口結構、項目があるのですべてをいつも意識するわけにはいかないときもあるのですが、あらためて振り返って「この部分ができてなかったな」と自分の行動を反省することはあります。壁にも貼ってあるので、いつも目に入ります。なので常に初心に帰るためとか、モチベーションを保つために意識するようにしています。
服部働き方改革ということでやっていますので、やはり(「住(じゅう)」道の中の)「先陣」、先手先手ということなので、そこは業務効率にもつながってきますので、そこは意識して、営業を通して人間力を高めたいというのもあるのですが、最終的には自分の幸せにもつながるものですので、それと行動指針がリンクしますので、今、非常にやりがいを感じながら行動ができていると思っています。
小川これは私どもの社訓 の中にも入れているのですが、人から学べる人間というのは非常に良いですね。私自身もそうですし、言ってみれば人間、死ぬまで学びですので、どんなに地位が上がっても、どんな局面においても、あるいは年下の人間であっても、人から貪欲に学ぼうという思いのある集団になれると、すごく強い企業集団になれるのではないかと思っています。
蟹瀬だけど今、人材を確保することが大変な時代に入っています。労働力は減っているし、お年寄りは増えてもなかなか若い方が増えてこないということですから、その辺りは深刻な問題ではないでしょうか?
小川そうですね。新卒の方の採用も簡単ではなくなってきているのが現実です。そこはインターンシップをかなり頻繁にやります。あと「しごと道場」 という名前を付けて、ワークショップのような形式で実際にロールプレイを学生さんにやってもらったりして、まずは興味を持ってもらいます。
もちろん手前どもの会社に興味を持っていただきたいのですが、「社会人たるはどんなものや」ということを分かってもらうような、社会人としてのロールプレイも実際にやってもらっています。
福井もちろん既存の社員の方もそうだと思いますが、特にやはり、新人研修はかなり重要になってくると思うのですが。
小川そうですね。我々は研修をやるときには、3つの目標を掲げてやっております。一つ目は「人から学ぶ」。これを習得してほしい。
二つ目は「自主自律」。これは誰の頼りもなく自分でしっかり自立していくということです。
三つ目は「タフで強い社会人」になること。このタフで強い社会人、何となく通りいっぺんな気がしますが、社会に出ると、 1 + 1 が必ずしも2になるとは限らない。現実は理不尽なところがたくさんあります。それを知ったうえで、自分の試練ととらえて、それを乗り越えるために強くなってくれという意味を込めた研修を今、やっています。
こちらは入社から3か月間にわたって行われる新入社員研修。研修の目的について担当者に話を聞いた。
(インタビュー:JKホールディングス 人事部 人材開発課 課長 大塩茂樹さん)
大塩共通言語で言うとすれば、行動指針の「住(じゅう)」道というのがありますので、「住(じゅう)」道の項目を日々、実践できるような人材になってほしいと思っています。「住(じゅう)」道には「道」という字がつきますが、「道」とつく字には終わりがないので、日々、「住(じゅう)」道を満足せずに実践していける、そんな社員が増えていったらいいなと思います。
実際に研修を受けている新入社員にジャパン建材の研修について話を聞いた。
(インタビュー:首都圏グループ 首都圏第一営業部 新木場営業所 松尾和哲さん)
松尾たとえば、「しっかり礼をきちんとしなさい」「元気な挨拶をしましょう」「時間を厳守しましょう」、そういったところを実際、「面倒くさいな」とか思っていたりしたのですが、慣れてくると「これは絶対に必要なことだ」ということは今になってすごく感じましたし、これからも活かしたいと思っています。
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