いま注目のビジネスウーマン 作山 若子(ビジネスウーマン # 15)


女性視点がビジネスを変える

薬の効果があったお茶を生活に役立ててもらい、事業を通じて
「薬のいらない社会」を創ることができると信じています。

 

当社は、世界のオーガニックティーのメーカーとして、世界各地から、ハーブティー、紅茶、中国茶、日本茶、コーヒーを輸入、企画、製造、販売している会社です。

自社の商品は、nagomi-NATULURE(なごみナチュルア)というオーガニックティーのライフスタイルブランドとして、国内・海外にて販売しています。

当社は他社と違い、ハーブティー、紅茶などの区別ではなく、世界の料理や体調にあったお茶をシーン別に使い分けるブランドとして、独自のブレンドにより、美容、健康、リラックス、マタニティーと人生の様々なシーン別に商品に展開しています。

また、世界のお茶の知恵と技術を持ったプロ、「ティーコンシェルジュ」を育成する日本ティーコンシェルジュ協会の運営と講師育成も手掛けています。

世界の民間療法を取り入れたお茶のプロを育成するため、 各大学や、専門学校へコンテンツを提供し、認定校・認定教室の開校も進めています。

また、モノ(nagomi-NATULURE)とコト(日本ティーコンシェルジュ協会)を通じて、もともと薬の効果があったお茶を生活に役立ててもらい、事業を通じて「薬のいらない社会」を作れると信じています。

これからの高齢化社会、そして少子化に伴い、
女性は働かなければいけない時代に突入

 

現在も、子供と身体障害者である父、そして高齢の母と同居しています。

私は、家庭も会社の経営も同じだと思っています。

今、私がどんな状況におかれているのか、どの方向に向かおうとしているのか、そしてそのためには家族にも社員にも何をしてもらいたいのか。

役割を明確にして、それぞれを尊重すればうまくいきます。
大切なのは、それぞれの意見や考えをきちんと聞いてあげることです。

私が出産した12年前と現在では、女性の雇用環境もかなり変わって最近は女性の経営者、役員、管理職が増えてきたことによってだいぶ働きやすくなっていると思います。

しかし、一方で子育てに協力的でないご主人の存在や、子供が軽い熱を出したりして病気のときに預かってくれない保育園の在り方など、夫婦のどちらかが休まなければいけないということもよく耳にします。私が子供を育てて強く感じたことは、近所のコミュニティーの大切さや両親の存在です。

周囲の強力があってこそ、私が頑張る事が出来たと感謝しています。 私の仕事に対する姿勢を通じて、子供も頑張る事の大切さを学んで くれているように感じています。

子育てをしやすい環境をつくるのも自分です。

自分だけで悩まず、子育てのコミュニティーや職場、家族など人とのつながりを見直してみる良い機会になると思います。

また、それとは逆に周囲の意見や悩みを聞いてみると思わぬ解決方法 が生まれるかもしれません。すでにはじまっている高齢化社会、そして少子化に伴い、女性の力は社会にとって必要不可欠。

つまり女性は働かなければいけない時代に突入しています。

女性の力を社会で活用するためにも、ここでもやはり役割分担が必要なのだと感じています。

企業情報

  • 公開日 2011.08.11

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