高い生産性に裏付けされた会社の「イズム」。100年続くための企業づくり。
株式会社ロキグループ
代表取締役会長
伊東 伸
株式会社ロキグループは1978年に創業、以来40年続く産業用濾過フィルターの開発・製造するグループ企業だ。提案営業を武器とし、カスタムメイドで顧客のニーズに合わせた製品を届け続けている。代表取締役会長 伊東伸は良い商品を作るために会社の仕組みづくりに独自の理論を持ち込み、従業員の高い意識と生産性を生み出すことに成功した。伊東が語る100年続く企業づくり。その次なる一手とは。
これは経営理念と社訓とそれから行動指針というのがあって、これらをあわせて「ロキイズム」。
「ロキイズム」とは「経営理念」「社訓」「行動指針」で構成されたグループ全体の志。行動指針は八つの項目で構成されている。
蟹瀬 「あったらもんだ」っていうのはあるんですけど、これは何語ですか?
伊東 これは一応日本語なんですけども、富山県の言葉なんですね。
蟹瀬 そうですか!
伊東 私のどもの創業の地が富山県なんです。これは「もったいない」っていう意味なんですけど。「物」「金」「時間」この3つを無駄にするほど無駄な事はないと思うんですね。ですから、そういう言葉をもったいないじゃなくて、あえて創業の地である富山県の言葉で訴えたのがこの「あったらもんだ」です。
蟹瀬 その他にはどんなものがあるんですか?
伊東 「Always Omotenashi」というのがあって、これは相手の立場でものを考えよう。やっぱりモノを作るっていうのは、作るだけで終わりじゃなくて、使われる側に立ってモノ作りをしていかないと良いものはできないだろうと。ですから、常に相手側の気持ちになる=おもてなしだと、いう意味で「Always Omotenashi」というのを作りました。
このほか、「国境なきROKI【JIN】」とは、ロキグループの社員として世界中でボーダレスに活躍してほしいという伊東の思いが込められている。「ロキイズム」は現場で働く社員にも深く浸透しているという。若手社員たちに「ロキイズム」への思いについて話を聞いた。
(インタビュー:応用技術部 西 睦矢さん)
(石橋はダッシュで渡るについて)
西 結構人間って仕事取り組むときに結構不安なので、どうしようかこうしようかって、考えると思うんですけど、それはちょっと1回とっぱらって、まずはちょっと手を動かしてみようっていう。私の場合、実験とかで試験のラインを組んだりすることが多いので、まずは実験室に行って手を動かして、試験ラインを組んでやってみようっていう方が最終的な仕事終わりのスピードが早いかなと思います。
(インタビュー:生産技術部 山本 竜二さん)
(Always Smileについて)
山本 どんな苦しい状況であっても、笑顔で前を向いていこうということも共感できますし、あとは私が作った設備等でみんなを笑顔にしたいっていうふうに思っております。
(インタビュー:RGIカスタマーサポート部 石坂 萌絵さん)
(Always Smileについて)
石坂 悩んだときなどには、そういえば、Always Smileという言葉があったなっていうふうに思い出したりなどして、それを意識しようって思ったら良い方に変わっていくので、私が仕事でどのような行動をするべきか悩んだ際などに道標となってくれています。
こちらは入社3年目の社員。ロキテクノに入社する前の会社説明会でロキイズムについて説明を受けたことで入社を決めたという。
(インタビュー:九州工場 管理部 池田 朋予さん)
池田 仕事をする上で、雰囲気が良い会社に入りたいなと思いまして、やはりこのロキテクノのAlways smileに心を打たれて「とても働きたい職場だな」と思いまして、この会社に入社したのが、理由の一つですね。その中でも、皆さん笑顔いっぱいで働きやすい職場だと感じております。
(インタビュー:東日本営業部 小久保 崇さん)
小久保 ロキイズムって聞くとすごく簡単なことを言っているんじゃないのかな?と思うんですけども、実際にどれもきちんとできるかって自分で考えてみると、「もっと頑張らなきゃ」って自問自答するようなことってことが結構あるんですよね。なので、改めて気づかせてくれるような標語なのかな、というのは感じています。
蟹瀬 最近は働き方改革とかっていう言葉がキーワードになっていますけれども、働きやすい会社というのはどういう会社なんでしょうね?
伊東 「明日も来たくなる会社」っていうのを掛け声にしているんですけど、学校でも昔起きて「行きたくないな」って思ったことが皆さんあると思うんですよね。でも、会社になって考えるともっとそれが出てきてもおかしくない。だからこそ、今日会社に行ったら何があるだろう、この人に会えるなとか、こんな仕事ができるなっていうのを楽しみに思ってもらえる会社であることが大事じゃないかなと思います。それはもう本当に掛け声として言っているし、それが作られていると思っています。
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