「凡事徹底」できる企業が生き残る。世界と戦う分析・計測機器メーカーの経営戦略
株式会社堀場製作所
代表取締役会長兼グループCEO
堀場 厚
株式会社堀場製作所は京都に拠点を置く分析・計測機器メーカーだ。元は小さな一軒家からスタートした会社だが、今では国内外の企業を傘下に収めるグループ企業へと発展、その事業は自動車、環境、医用、半導体、科学分野など多岐に渡る。代表取締役会長兼グループCEO 堀場厚は経営の舵を繊細かつ大胆に切ることで、厳しい世界経済の中でも常に前進してきた。堀場が語る世界と渡り合うために必要なもの、日本の企業に欠けているものとは?
松尾 さて番組ではリーダーズチョイスと題しまして、ゲストの方に選択の基準、敬愛の人、賢者の文の三つの中からカード一枚を選んでお話しいただきたいと思います。それでは堀場会長、よろしくお願いします。
堀場 これですね。
松尾 はい。選択の基準。
堀場 やはり情報だと思いますね。ですからいわゆるフロントラインの情報ってすごく大事で。我々いろんな報告が当然入ってくるわけですけど。報告っていうのは、報告する人の選択されたものがあるんですね。選択されてない中に、宝がいっぱいあるんです、情報っていうのは。それを解決するのは何かっていうと、自らフロントラインに行くしかないんですよね。自らフロントラインに行って、情報を取りに行く。これはやはり基本的に大事だと思いますね。
松尾 まずは自分の目で現場を見よ、ということなんですね。
堀場 そうですね。ですからそれを見て最終選択をする。ほとんどは報告を聞いて選択をするから間違うんです。最終的には、やはり自ら自分の目で見て、肌感覚で感じるっていうのは、すごくトップにとっては大事だと思いますね。
松尾 そうですか。では、今後の展開をお聞かせください。
堀場 我々、ここまで会社の規模とかですね。ブランド力とか、あるいはグローバル化っていうのをそれなりに成功してきたんで。私としては次のステージへ会社としては、上げたいなと思っております。我々のジャンルでやっぱり世界一ということだと思いますね。
松尾 世界一の姿、楽しみにしております。ありがとうございました。
堀場 ありがとうございます。
選択の基準―「情報」選択された情報よりも 選択されていない一次情報にこそ、宝が眠っている。自らフロントラインに立ち 最終判断をする。経営者の判断はファイナルジャッジ!決して人任せにしてはならない。
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