「誠心誠意」の対話と「科学の力」で挑戦!世界の生活空間をどう変えた?
リケンテクノス株式会社
代表取締役社長執行役員
常盤和明
リケンテクノス株式会社。1951年、理化学研究所をルーツとする理研ビニル工業株式会社設立。主に塩化ビニル樹脂を中心に、独自の配合、混練技術を軸に業績を伸ばして行く。国内だけでなく海外への輸出も積極的に行い、1989年には、タイに生産拠点を立ち上げる。その後、欧米、インドネシア、中国に生産拠点と販売拠点を設立するなど、グローバル化を図っている。2001年、リケンテクノス株式会社に社名を変更。グローバルな営業戦略で拡販を目指すのは、アメリカ赴任15年、その間5年の経営経験を持つ、代表取締役 社長執行役員 常盤和明。
宮川賢者の選択リーダーズ。ナビゲーターの宮川俊二です。
坪井坪井安奈です。
宮川今回は、多様化、高度化する社会のニーズに応え、高品質なモノ作りに挑戦し続けるある化学メーカーの取り組みに迫ります。
常盤国内外を問わず、お客様の声をきっちり聞いて対応する。素直な気持ち。これがリケンテクノスの強みだと思います。
すべての生活空間に快適さを提供する。常盤が目指す、科学の力のチャレンジメーカーとは。
坪井それでは本日のゲストをご紹介します。リケンテクノス株式会社 代表取締役 社長執行役員 常盤和明さんです。よろしくお願いします。
宮川どうぞよろしくお願い致します。
常盤こんにちは。どうぞよろしくお願いします。
宮川今日はVTRの中でもご紹介がありました、科学の力のチャレンジメーカー。これについてじっくり伺いたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
常盤よろしくお願いします。
坪井さて、まずはじめにお伺いしますが、化学メーカーというと、一見ちょっと縁が遠いようで、今日はこちらの私たちの生活に身近なものをたくさんお持ちいただいております。現在、リケンテクノスさんでは、どのような事業を行っているのでしょうか?
常盤はい。現在は、コンパウンド事業、フイルム事業、食品包材事業の三つを柱として、事業を展開しております。メインの事業はコンパウンド事業で、売上高の70パーセントを占めております。塩化ビニルコンパウンド、エラストマーコンパウンドでは、日本を含め、アジアではメイジャーなサプライヤーでございます。
坪井コンパウンドというのは、具体的にはどのような事業なのですか?
常盤はい。こちらが私どもが生産しているコンパウンドでございます。塩化ビニル樹脂であったり、エラストマー樹脂であったり、ベースとなる樹脂に、いくつかの添加剤を添加することで新しい性能をもたせる複合材料でございます。
宮川これをもともとお作りになっているわけですか?
常盤はい、そうです。このコンパウンドを私どものお客様に納入いたしまして、お客様は、押出成形であったり、射出成形であったり、このようなもの(レコードやボールペンのグリップ材など)を生産するという材料でございます。
坪井ちょっと触ってみてもいいですか?
常盤はい、大丈夫です。
坪井初めて見ました。あ、硬いのですね、結構。
常盤中に入っている添加剤で、柔らかくもできますし、いろいろな特性を出せるという、複合材料でございます。
宮川ああ、そうですか。それで、ここ(材料の生産)までをおやりになっているわけですが。
常盤はい、そうです。
宮川ああ、そういうことですね。それで、これがこういうふうになると、いろいろな形になると。
常盤はい、そうです。主な用途と致しましては、車の部材であったり、電線の副材、メディカルのチューブ材、家で言いますとサッシの窓枠材、こちらがメインでございます。こちらは少し日用品でございますけれども、ボールペンのこの部分のグリップの材料。これは病院等で付けるシリンジでございますけれども、この黒いガスケットの材料ですね。子ども、赤ちゃんが飲むカップのこのへんの柔らかい材料ですね。様々な材料を組み合わせて、お客さんの求める特性のものを作り上げるというのがコンパウンドでございます。
坪井結構伸縮性のあるものに使われるようなイメージなのでしょうか?
常盤いろいろお客様の要求に応えて、中に入れるものをいろいろアレンジして、このような形のピレットにして、お客様にお出しするという形でございます。
宮川いろいろな製品があると思うのですけど、どれくらいの製品になっているということでしょうか?
常盤はい。私どものこのコンパウンドは、すべてカスタマーメイドでございます。現在では約4万以上の商法を有しております。
出演者情報
企業情報
関連コンテンツ
カテゴリー別特集
リンク