大学から世界に。新薬開発で病から解放したい思いを乗せたペプチドリームとは
ペプチドリーム株式会社
代表取締役社長兼最高経営責任者
窪田 規一
東京大学発の新薬開発を手掛けるバイオベンチャーが上場した。東京大学大学院教授の菅裕明と、ペプチドリーム株式会社の窪田規一が出会い、同じ夢を共有することで誕生。創業から7年経った今、ペプチドリームは国内外の大手製薬メーカーが共同開発を熱望する異色のバイオベンチャーへと成長を遂げた。二人が共有したペプチドリームの夢とは?
蟹瀬こんにちは。どうぞよろしくお願いします。
白石お願いいたします。改めてご紹介させていただきます。ペプチドリーム株式会社代表取締役社長の窪田規一さんです。よろしくお願いします。
窪田よろしくお願いします。
蟹瀬東証マザーズに上場されましたね。初日なかなか値もつかないというくらいの人気。
窪田そうですね。
蟹瀬どうでしょうか。
窪田値というのは我々がどうこうするものじゃないので、正直申し上げて、こちらもどうなるのかなという「ドキドキ」が本音でございます。
蟹瀬それだけ人気があるということですね。
白石そうですよね。ということで、番組では三つのキーワードで進行させていただきますが、まず最初のキーワードは何でしょうか。
窪田はい。一番目は「フレキシザイム技術」。
蟹瀬さて、どういう技術なのでしょうか。
白石早速なのですが、プロフィールによりますと窪田社長は起業する前は日産自動車、そしてエスアールエルに勤務とありますが、どのようなお仕事に携わっていたのでしょうか。
窪田日産自動車の時は大学出てからすぐということもありまして、通常の営業事務作業なのですが、その後のエスアールエルの会社が俗に臨床検査と呼ばれるところです。
窪田病院から血液であるとか尿であるとか、サンプルをお預かりして、そして検査をする会社なのです。ですが、私はもともと文系の人間ですから、最初にエスアールエルに入って、よく検診の時に、特に男性の場合γ(ガンマ)-GTPとか、お酒のマーカーがございますけれども・・・。
蟹瀬我々の世代になると気になるところですね。
窪田はい。それでγ-GTPとスカイラインGTRとの違いがわからなかったのです。
蟹瀬(笑)日産にいらっしゃったから。
窪田はい。ですから、その状況でエスアールエルというその臨床検査の会社に入って、本当に門前の小僧よろしく、そこで色々な仕事をさせていただいて。大学病院であるとか、複数の特に大きな官公立病院さんを全国担当いたしまして、いろんな臨床の先生方中心にお会いしていたのです。そこで医療の現場に対して、検査、診断、そして医薬品ということも含めて接する機会が多く得られることができたのです。それでエスアールエルで約20年間ぐらい本当に門前の小僧よろしく仕事をさせていただいて、医療全般に浅くではありますけれども、経験させていただいたというのが、この今のペプチドリームを起ち上げた時の一つの基礎になったのかなと思います。
蟹瀬そして2006年に東大の菅先生と起業されるということですね。
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