2%台という平均空室率を叩き出した不動産投資の新しいビジネスモデルとは?!
株式会社ボルテックス
代表取締役社長兼最高経営責任者
宮沢 文彦
中小企業が圧倒的に多い日本の企業は、今までオフィスとして借りるという選択肢しかなかった。そんなオフィスビルに区分所有という新しい不動産投資のビジネスモデルを持ち込み、急成長を遂げる企業がある。株式会社ボルテックス。新しい不動産所有の形を提案し、不動産投資イノベーションを掲げるリーダー、宮沢文彦の成長戦略に迫る!
伊藤元々幾つかマンションとかビルとか持って運営はしていたんですけれども、マンションはともかくとして、オフィスビルなんかは一棟で持つのが普通なのかなと思っていまして。一棟買おうと思うと、どうしてもペンシルビルになってしまうと。区分所有という形にすれば、同じ投資額でペンシルビルの代わりにワンフロアで比較的広いところを所有することができますよと。同じようなところに隣同士に両方のビルがあるとすれば、ワンフロアで広い方がトータルでの家賃も単価当たりも高く貸せますし、じゃあ、それを最終的に投資してどういう利回りで、何年ぐらいでどうなるのっていうような、シミュレーションも営業の方がしっかりと提出してくれるのでね。10年、20年見ながら投資もできるので、非常に良かったと思いますね。
宮沢特に100坪の一つの専有面積を必要とする企業が自社ビルを建てようってなったら、例えば20坪の5階建てになっちゃうわけですよ。そうすると社長が上下へ行って見て回らなきゃいけないですよね。でも区分所有であれば、それがワンフロアでけっこういいレベルのオフィスビルを持つことができるので、比較的好評をいただいております。
宮川そのオフィスビルの区分所有というのは、まだまだ競合も少ないということですが、でも全体としてこの業界をもうちょっと広めていくためには、人材の採用とか育成の問題が出てくると思うんですが、これはどういう風にお考えでしょうか。
宮沢人材に関しては、変わった人間も含めて、いろんな色の違う人間が集まって、いろんな化学反応というものを起こしていくような。少なくとも画一的にならない。こういう組織というか、人間をたくさん採るようにしています。特に重要視しているのは、やはり私共の価値観といったものが、世間の必ずしも一般常識から見た時にわかりづらかったりとか逆説的であったり、こういう部分がどうしても多いので、より素直さというか性根の良さというか、そういうのを重要視してきていますね。ですから私共の社員はですね、非常に素直な人間が多いです。かと言って従順じゃないんですよ。素直なんですけれどもユニークな変わった人間が多いですね。
宮川そうしますと、先ほど出たかもわかりませんが、宮沢社長みたいな人が来た時には採用にはならないんですか?
宮沢私こう見えても素直は素直です。(笑)変わっているというところはありますけれども。
白石今後はどういった会社を築き上げていきたいと思いますか?
宮沢私が見ているのは、会社の売上規模でも社員の数でもなくて、基本的にはマーケットを作っていくことが目的なんですよね。そのためにはその投資家に対して、ある程度私共の存在というものが貢献しなければならないわけでして、ですから投資家の方々に対して私共の存在、クオリティ、品質っていうものをより上げていく。そこには必ずしも、うちの会社が上場したりとか売上規模を大きくしていくとか、そこは僕は絶対条件ではないと思いますね。
結果としてそうなるのはなるとは思うんですけれども、私共がやっていきたいのは、マーケットを作るイコール日本の企業のものの考え方、特に企業経営者が持っている、不動産に対する財務認識というのはやっぱり不十分だと思うんですね。それによってハゲタカファンドというか、外資の非常に利に聡い人達ですね、こういったところに国益をものすごく持っていかれちゃう過去というのがあったわけですから、やはり投資的にも財務的にもその辺の考え方っていうものを上げていくべきだと思うんですね。
私共がやっている業務というのは、世間の一般常識とはちょっと違う、別の視点から見た新しい価値観を提供し、ちょっと考え方を変えてもらうようなことを目的としているので。どちらかとしたら、目に見える売上規模とか利益規模というものではなく、考え方という文化の部分ですよね。ここのところを変えることによって新しい事業系区分所有というマーケットを創造するといったところが目指すところですね。
宮川今日はスタートが逆張り、そしてマイナスからのスタートということで非常に勉強になりました。ありがとうございました。
白石ありがとうございました。
宮沢こちらこそです。
私から皆さんへのメッセージとしましては、いろんな人生における分岐点、選択肢において、失敗というものは一つもないと思います。必ずどちらを行くかではなくて、そのどちらの道でもいいですから、そこで何をするか、どんな経験をするか。自分の中でのどんな経験値を上げていくか、これが重要であって、失敗したと悲観して自分の魂を燃やさないで、いい経験をしないで引くよりも、思い切って自分に与えられた道で大暴れするというようなことが次への大きな道に繋がっていくと思います。
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