2%台という平均空室率を叩き出した不動産投資の新しいビジネスモデルとは?!
株式会社ボルテックス
代表取締役社長兼最高経営責任者
宮沢 文彦
中小企業が圧倒的に多い日本の企業は、今までオフィスとして借りるという選択肢しかなかった。そんなオフィスビルに区分所有という新しい不動産投資のビジネスモデルを持ち込み、急成長を遂げる企業がある。株式会社ボルテックス。新しい不動産所有の形を提案し、不動産投資イノベーションを掲げるリーダー、宮沢文彦の成長戦略に迫る!
宮沢集中力がけっこうあったものですから、一回勉強を始めると20時間ぐらいずっと集中できるんですね。
白石そんなにですか?
宮沢できますね。けっこう友達とよくファミレスで勉強してますと、びっくりされますね。ずっと集中してやっているので。だからそういう何かの集中力っていうのはやっぱりありましたね。
宮川それとやっぱり勉強する意味みたいなものが、目的とかがある程度わかってくると、それに向けて集中できるということですね。
宮沢そうなんです。
白石そんな宮沢社長には驚かされましたけれども、ここからはビジネスについてお話をお伺いしたいと思いますが、この番組では三つのキーワードで進行させていただきます。まず最初のキーワードは何でしょうか。
宮沢「失敗からスタートする」です。
白石失敗からスタートする。
宮沢ほとんどの起点となるタイミングというのは、私の場合ほとんど失敗からスタートしている、マイナスからのスタートというのが多かった気がします。社会人になったのがちょうど平成元年、バブルの時だったんですけれども。学校の成績も非常に悪く、あと就職活動もかなり、言ってみれば舐めてやっていましたから、けっこう落ちたんですよ。20社ぐらい落ちて、中堅の証券会社になんとか引っかかってという形で、まず就職活動が失敗した印象がありますね。
宮川しかし、このバブルの時代ですよね。確か89年ですね。これは学生側から言うと売り手市場の時代だったのではないのですか?
宮沢就職の面接の時に、ほとんどの会社において大ボラを吹くわけなんですね。「社長に絶対ならせろ」とかですね、面接に来た人間が「別に御社には入りたくない」とかですね、まるでピントのずれたことを言いまくるものですから、やっぱりその会社では「求める人材ではないです」ということをよく言われたですね。特に就職活動もスーツも着ないでよく行きましたから、それはまあ落ちて当然だなと。
例えば、面接というのは着飾って、自分をある意味あまり見せないというか、そういうところがありますよね。ですから、あまり本質を見せていかないということに対して、普通のみんなと同じようにやるということに対して、非常に嫌いだったんですね。もっとこう本質の部分があるだろうと言ったところで言うと、やはり自分の方が最終的には優秀なはずだとか、そういう自信がそんな行動に走らせたんじゃないかなという気がしますですね。
宮川でも、それを途中で気付いて変えたりはしないのですか?
宮沢いや、まあ当然、変えたことによって何とか引っかかったわけなのですけど。やっぱり出だしっていうのは、やり方がわかんないですから、非常に失敗するわけですね。ただ、そこからいろいろ改善し、アイデアを作り、徐々に良くしていくと。だから失敗をそのままにしていかないということによって改善していったのですね。
宮川しかしなかなか失敗からスタートってもったいないですよね。プラスからスタートした方が良さそうなのですけど。どうやって改善されていったわけですか?
宮沢それがそんなに悪い問題じゃなくてですね。
宮沢やっぱりマイナスからスタートするからこそ、エネルギーと大きな改善のパワーというか、そういうものが出るんだと思うんですよ。特に失うものが何もないですよね。ポジションが低いわけですから。上げるだけの話なので。何やったっていいわけですよ。怖いものはない。だから、崖っぷち感があったと思います。
宮川しかし89年ですと、証券会社面白かったですよね?
宮沢そうですね。相場が下げまくるわけですよ。入って、それがピークで、そこから毎年下がり続ける。
宮川そうですか、ではピークになった後ですか。
宮沢そうですね。
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