アパレル否定型アパレル。「魔法のパンツ」で百万人の笑顔を目指すブランドとは?!
株式会社バリュープランニング
代表取締役社長
井元 憲生
「ファッションの街」としても知られる神戸で起業し、アパレル業界に一石を投じる会社、バリュープランニングがある。「魔法のパンツ」と呼ばれる独自のストレッチパンツは発売以来これまでに600万本以上販売しているという。バリュープランニングを牽引するリーダー、井元憲生の実践するビジネスモデル、成長戦略、その全容を明かにする!
井元それでものが作れないとか、販売体制がとれないとか、いろんなことがありまして。
蟹瀬もうダメだっていう感じだったのですか?
井元もう会社は一年目で終わったかな。というような感じになりましたね。
蟹瀬何が転機になったのですか?
井元その時に、実は神はいろいろ助けてくれるなと思ったんですけれども。ボランティア活動とか、いろいろやっていました時に焚き火をやっていまして。冬で寒かったので、その時にみんな何が欲しいかって言った時に、暖かいお風呂、暖かい食べ物、暖かい毛布っていう風な話があって、私はアパレルですから暖かい下着だったら作れるかなっていうようなことで。
井元それでヒントを得まして、暖かい下着を作りだしたんです。
井元今でこそ、いろいろ保温下着っていうのはたくさんあるんですけど……。
蟹瀬幾つかのメーカーが出していますよね。
井元はい。ちょうど20年前に我々が創業した年に、その発想が焚き火の横から出てまいりましてね。それを商品化しました。それがまた非常に大ヒットしましてですね。潰れかけたのが、ちょっとV字回復しまして地盤ができたと、こういうことですね。
蟹瀬将来に向かってちょっと光が見えたっていう感じですかね。
井元そうですね。
白石では二つ目のキーワードは何でしょうか。
井元「百万人の笑顔を目指す」ということですね。
蟹瀬なんかいいですね。「百万人の笑顔」って言葉自体もね。さて、バリュープランニングを象徴する二つ目のキーワード「百万人の笑顔を目指す」と。なんかとても楽しそうですけれども、具体的にはどういうことなのですか?
井元今お客様が初めて来店をされますと、ビースリー会員っていうのがございまして。
井元その会員になられますか、なりませんかとこういう風にお聞きするんです。で、なっていただいた方にはいろんな特典があるんです。例えばバースデーの時にはポイントが倍についたり、あるいはプレゼントがもらえたり、いろんな特典があるんですね。そういうご案内を差し上げるんですけれど、大体購入された人の95パーセントはビースリー会員になっていただけるんです。
ただ条件がありまして、二年間の間に買っていただくとずっと継続できるんですけど、二年間経って一着も買っていただけなかったら、自動退会になるんです。それがデータベース化されておりまして、何回か買っていただくことをずっと継続されているお客様をA客と呼んでいるんですね。A客が私達を支持していただいている。つまり笑顔になっていただいているという風に考えていまして。ビースリーのパンツをはいて、喜んでいただける人達を百万人を目指して作ろうと、こういう風な感じでおるんです。
蟹瀬百万人って一口で言いますけれど、かなり高い目標ではないですか?そうでもないのですか?
井元今現在、81万人いるんです。
蟹瀬そうなのですか。ではもうちょっとですね。
井元そうです、あと19万人頑張って、この1年2年の間に百万人を目指そうということで今頑張ってキャンペーンやったり社内で旗振っていると。こういうことなんですね。
蟹瀬もうすぐいけそうじゃないですか?そこまでいっていれば。
井元そうですね。たぶんあと2年ぐらいで百万人には到達するのではないかなという風に思います。
蟹瀬それだけの笑顔を目指す上で何かキャッチフレーズはあるのですか?
井元私共の考え方の基本にハード、ソフト、ハートっていう三つのキーワードがあるんです。
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