科学技術の力で世界に貢献する。「未来都市」が担う使命と行政の役割


つくば市
市長
五十嵐 立青

特選インタビュー

茨城県つくば市は政府によって研究学園都市として、持続可能な開発というプロジェクトのもと数々の新しい施策を打ち出している。市長である五十嵐立青は、26歳から市議として、38歳からは市長としてつくば市の運営に携わっている生粋の政治家だ。五十嵐は旧態依然とした役所、政治家の役割は終わりを迎えようとしていると考え、全く新しい市民との関わり方や施策を次々とを打ち出している。五十嵐が唱える世界中の街の問題を解決するモデルケースとしての考え方とは?つくば市の先進的なまち作りの可能性に迫る。

蟹瀬 賢者の選択 Leaders、ナビゲーターの蟹瀬誠一です。

坪井 坪井安奈です。

蟹瀬 ご覧のようにね、今回はスタジオを出まして、茨城県つくば市に来てます。本当に広いですよね。

坪井 ねぇ!気持ちがいいですね!

蟹瀬 このつくば市、実は2018年に政府の「持続可能な開発」こういうプロジェクト進んでるんですけども、その中の未来都市というのに選定されてますし、2019年には有名なG20っていう国際的な会議、それがここで大臣級で開かれるということで、大変いま注目されてるんですね。坪井さんはどう?つくば市ってどんな印象ですか?

坪井 そうですね、やっぱりその研究学園都市という印象は強いなというのと、あとはつくばエクスプレスの開通はやっぱり印象に残ってますね。

蟹瀬 今日僕も乗ってきましたどもね。

坪井 私も初めて乗りました。

蟹瀬 やはり世界の中では研究開発、そういう先進的な都市としてつくばって注目されてるんですね。というわけで今回はですね、「世界のあしたが見えるまち」というのを目指しているつくば市長の取り組みに迫ります。

つくば市長 五十嵐立青―2004年につくば市議に初当選。その後、つくば市議を二期、8年務める。2016年、つくば市長に初当選。持続可能都市に向けて様々な施策に取り組んでいる。

五十嵐 研究学園都市の可能性を形にして、世界のモデルとなる持続可能な未来都市を作りたいと思っています。

世界のモデルとなるつくば市へ。五十嵐が唱える、世界のあしたが見えるまちとは?

蟹瀬 どうも市長、今日はよろしくお願いします。

五十嵐 今日はありがとうございます!つくば市長の五十嵐です。よろしくお願いいたします。

坪井 よろしくおねがいします。坪井安奈です。

五十嵐 よろしくお願いします。五十嵐です。

蟹瀬 今日はなんといっても、「世界のあしたが見えるまち」っていうこのスローガン。これは一体どういうことを意味しているのか、今日はじっくりお話をお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いします。

五十嵐 はい、よろしくお願いいたします。

坪井 よろしくお願いいたします。

つくば市の歴史

坪井 さて、つくば市というとテクノロジーの集積地というイメージがありますが、どのような経緯で今のような街に発展してきたのでしょうか?

五十嵐 はい。3つのステージが私はあると思っていまして、まず最初は、1963年に閣議で都市建設が了解をされたんですね。つくば研究学園都市という街を作ろうということが、1番最初のスタート地点でした。
2つ目のステージが、1985年のつくば科学万博ですね。世界中からお客様がいらっしゃって科学の街のつくばというイメージができ上がった。
そして第3のステージが、2005年につくばエクスプレスが開業しまして、東京との人、物の行き来が非常に活発になって、街の発展が加速をしていった。これが第3のステージだと思います。結果として今人口24万人の街ですね。研究所が官民合わせて150ありますし、研究従事者が2万人。
博士号を持ってる人が8,000人という日本でもちろん一番、世界でも有数の学術国際都市になったというのが街の経緯ですね。

市議から市長へ

2004年、五十嵐は筑波大学大学院在学中の26歳のとき、つくば市議会議員選挙に出馬し初当選。そして2016年38歳の若さでつくば市長選挙で当選を果たす。

蟹瀬 市議になってそして市長になられた、これはやっぱり違いますよね。権益もいろんな力の具合もね。

五十嵐 そうですね、できることも違いますし、もちろん市議時代も数多く提案してきましたけれども、やはり、トップが大事なことでも理解しなければ全く進まないんだなということを痛感をしましたので、やはりそういう中で市民が無視されるようなことが続いていて、変えていかなくちゃいけないという思いで立候補したわけですが、1回目の選挙ときは落選をしたんですね。
当時、市長選挙の頃を思い返してみると、非常にやっぱり視野が狭かったなということを感じていまして、「俺が変えてやるんだ」とかですね、「俺がやればうまくいくんだ」っていうすごく思い上がった気持ちでいてですね。市長選挙に負けて初めて学んだ「負けて学ぶっていうのはこういうことなんだな」っていうのとすごく感じましたし、これは必ずやはりもう一度挑戦をするんだ、という思いでですね、4年間活動をして、次の選挙で当選をしたと。

出演者情報

  • 五十嵐 立青
  • 1978年
  • 茨城県
  • 筑波大学

企業情報

  • つくば市
  • 放送日 2019.02.18
  • 業種 
  • 行政
  • 所在地住所
  • 茨城県つくば市研究学園一丁目1番地1

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