成長を遂げる過程で顧客のニーズを掘り起こす元となった「2人の消費者」とは?!

提案から製品化された商品

白石これはどういったものなのですか？

松本ちょっとつけてみましょうかね。

蟹瀬蝶々だ！

白石わー、動いた動いた！　細かく。

蟹瀬これはねえ、やっぱり……たぶん猫だな。

白石そうですね。

松本仰る通りです。

蟹瀬猫いた時は、猫じゃらしで棒の先にちょっと、ふわふわっと毛みたいなのがついたのでやっていましたけどね。

松本大体人間がやりますと、猫じゃらしは一定のパターンですわね。これですと、人間も飼い主さんも見て楽しめる。猫ちゃんはもっと楽しめる。

白石猫ちゃんはもっと？

松本はい。

蟹瀬猫の方が飽きてくるのでは？　今仰ったように同じ動きですからね。いろいろ変化つけてみるんですけど。

松本やっぱり音が出たりとか。こういう発想が生体を知っていないと作れないですね。

白石なるほど。

蟹瀬開発した社員の方は夜なべして「この動きを！」と、この針金一本のところにこだわったわけですね。

松本そうなんです。角度はどうだとか、音はどうだとか、何をやっているのかなと見てるわけですよね。売れるんかいなということありますけれども、すごくよく売れました。

白石これは何という商品名なのですか？

松本「不思議なくるくる」

白石（笑）「不思議なくるくる」

蟹瀬誰が命名したのですか？

松本これも開発者です。

白石こうプッと笑っちゃうような、ねえ。

蟹瀬でもそういうのがわりとキャッチーになるんですよね。

白石この他にはどんな商品があるのですか？

松本はい、お持ちしました。

蟹瀬ああ、何か出てきましたよ。チューチュー。

白石かわいい！

松本「ゴーゴーマウス」といいまして。

白石「ゴーゴーマウス」。「ゴーゴー」ということは……。

蟹瀬あ、リモコンになっている！

松本蟹瀬さん、ちょっとやってみますか？

蟹瀬いいんですか？　じゃあ、ちょっと。

白石ああ、すごいすごい！

蟹瀬あー、落ちた落ちた！（笑）これペットよりも絶対やってる僕の方が楽しいですよ。

松本もう、猫ちゃん喜ぶ、蟹瀬さんも喜ぶ。（笑）それぐらい楽しんでいただいて嬉しいです。

蟹瀬面白いなあ。これもやっぱりリモコンでやってみようっていう思いが強かったのですか？

松本はい、そうなんですよ。やっぱり勝手に動く玩具よりも、飼い主が一緒にペットと遊ぶためのツールはないかというと、リモコンで遊ばすと、ものすごく楽しいというところからですね、こういう商品の開発をしました。はい、次はこちらです。

白石うわあ！　かわいい！

蟹瀬カラフルですねえ。

白石はい！　これは？