成長を遂げる過程で顧客のニーズを掘り起こす元となった「2人の消費者」とは?!

お客様の声

松本私共ではアンテナショップを経営しておりまして。そちらにいらっしゃる飼い主さん、当然ワンちゃんを連れて来られるんですけれども、どういうものが欲しい、今発売しているものに対して、どういうものを思いますかと、どういうことを考えますかということを、いろいろヒアリングさせていただいてマーケティングをしていこうと。すごくもう生の声なので役に立つわけですね。で、また次の商品の開発に繋がっていくと。

大阪市東住吉区にあるアンテナショップ、ペットプラザポニー。こちらのお店では犬や猫を始めとするペット用品から小動物、昆虫、小鳥、観賞魚に至るまで様々な関連商品を取り扱っています。

ペットプラザポニー 店長　高田 年弘

高田歴史の長い店で、ちょうど東京オリンピックの頃ですから、今から50数年前に開店して、観賞魚、昆虫、それと小動物、犬猫と、市場の拡大と共に一緒に歩んできたという店なんです。地域柄、商店街ということで、お客さんはもう近所のお得意様がほとんどで、毎日のように来店してくれはる人などがおって、ご愛顧いただいているというような店なんですけれども。

こちらのお店をよく利用しているというお客様にお話を伺いました。

Q. ペットプラザポニーの良さはどこにある？

客ものすごいみんなスタッフの人が親切で丁寧なんで、もう安心して。ここのペット屋さんやったら、食べ物にしても鳥を買うにしても安心して買えるので。この子もここで買わしてもらったんやけど、今日爪切りに来たんですけど、後のアフターサービスもきちっとしていただけるんで、そんな点では安心して、ここの店ばっかりにしているんです。

Q. 今後どのように取り組んでいきたいか？

高田市場にたくさんの商品があって、何を選択して何をお客様にお勧めして、どういいものをご紹介していけるかいうのをね、やっぱり一番に考えていきたいなと思っておりますね。

白石では、続いてのキーワードは何でしょうか。

松本はい、＋α（プラスアルファ）です。

キーワード③　＋α

人とペット。「2人の消費者」を意識して製品開発をすることが重要だと語る株式会社マルカンのリーダー、松本幸彦。次なるキーワードは「＋α」。その核心に迫る！

蟹瀬さて三つ目のキーワード、＋α。何を＋αするのでしょうか？

松本これはですね、昔のペットを飼われていた環境から、もう家族の一員だという方がものすごく意識が高くなってきたと。一つには、本当に自分の子どもと一緒、家族と一緒。ですから、与えるものも身につけるものも、洋服着たりとかいろいろありますけれども、もう本当に要求がどんどん、こう高くなってくるんですね。ですから、ワンちゃんと言えど猫ちゃんと言えど、種類が本当様々ございますよね。その様々なペットのために私達メーカーが、どういうことができるのかなと考えますと、そのペットに専門性を特化したものを、どんどん深く掘り下げていこうと。例えば、病気する、疾患を持つ種類にもいろんな種類があるんですね。その病気をしにくい、例えばカロリーを取らせたい、栄養価を考えることも、その専門のフードを考えようというところをどんどん細分化していって、＋αしていこうと、考えてやっているんですね。