継続力が鍵!「好きな事だったら飽きない」の精神


MOVIDA JAPAN株式会社
代表取締役社長兼CEO
孫 泰蔵

特選インタビュー

一からスタートするベンチャー企業にとって重要なのは、支えてくれる存在があるかどうか。そのような存在であろうと、ベンチャー投資家として若い起業家の背中を押し、起業、成長を支援しようと立ち上がった男の事業の全貌、起業を夢見る若者へのアドバイスとは?

次世代の若者達にメッセージを贈る

就職という事について、皆さんどういう風に考えているか聞いてみたいです。

ビジネス・ブレークスルー大学2年生 倉内 雄一朗

倉内自分の想いだったり、やりたい事をすごく重視していきたいと思ってるんですけど、具体的には決まってないです。

慶応技術大学3年生 藤井 統吾

藤井人生掛けて、これに没頭して、このためなら死ねるっていうくらい燃えるようなものが今まだ見つかっていないです。

日本大学3年生 工藤慎一

工藤まだまだ自分のやりたいことが分からなくて、やりたいことをこれから探していこうと思います。

一橋大学3年生 広瀬裕貴

広瀬僕も将来について、明確にやりたいことは決まっていないというのが本音です。10年後子どものころよりも無邪気に笑顔で働けるようになったら素敵だなと最近思い始めました。

好きなことを仕事にする

僕が今お話を聞きながら、自分がちょうど皆さんたちのころのことを思い出したんですが、昔「ブルーハーツ」というバンドがいてね、「ブルーハーツ」の曲で満員電車の中 くたびれた顔をして 夕刊フジを読みながら 老いぼれてくのはゴメンだという歌詞があってね、絶対嫌だと思ってました。やるからには自分が情熱を注げるものをみつけてやりたいという思いはあったんでだけど、有り余る思いをどこに向けていいかわからなくて悶々としていました。

結局、好きなことを仕事にする。好きな事だったら絶対飽きないわけじゃないですか。好きなことだと、いろいろな工夫もするし、10年間飽きずにやり続けられるかどうかは好きじゃないとできないので、そうはいうけどなかなかできないんですよって皆結構言うんです。何で言うかというと親がこうなってほしいという親の期待に添いたいとか、本当はこういうことが好きなんだけど、それをやって食べていけるかどうか不安だし、というところがあります。

広瀬親の願う幸せが、自分の願う幸せと違うところは無視するのが必要だと思うんですけど、自分の枠を狭める事にもなってしまうと思うんですけど。

まったく君の言う通り。親って自分の子どもを誰よりも大切に愛してて幸せになってほしいと思ってるわけですよ。たまたま息子、娘がやりたいことと親が期待することが違っていても、この幸せを願うのが親だから、最終的には好きなように楽しくやれば応援してくれます。もう1つは自分の好きな事はあるけど、それで食えるのか不安という話で、当然もっともなんだけど、やってみてから悩もう。

やってみてから悩めばいい

なんだかんだ言ってなんとか食えるものですよ。僕の経験から言うと。そんなしょうもないことで、自分の好きなことを仕事にすることをあきらめていいんですかと僕は逆に言いたいです。

倉内僕の周りも圧倒的にやることが見つかっていないという人が多くて、僕は面白そうだなと思う事に手を付けていこうかなと考えています。

やり方は色々あるから自分で工夫をするうべきだと思うんですけど、とりあえず手当たり次第、飛び込んでみて、手伝いに行くとか、知る経験、体験する。片っ端からやっていくと、雷に打たれるような恋愛とかと一緒ですよ。

興味がある事には積極的に取り組む

いまいちだというときは変えてみるのも手だと思います。

自分の概念にとらわれずに取り組んでみる

自分の中で概念に凝り固まらずに、まっさらな目で見て、何でもとりあえず突っ込んでみる。

藤井自分一人で考える時間もすごく大切だと僕自身は思うんですけど、行動するのと同時平行で自分自身考える時間も大切だと思いますか?

もちろん。両方ですよ。マクロに感がるのも大事だしミクロに考えるのも大事だし、手を動かして考えるのも大事だし、じっと立ち止まって考えるのも大事です。芸人でも料理人でも、引き出しをいっぱい持っておくのはすごい大事なことで、若いうちにありとあらゆる失敗を経験しておくことがいい。

それが引き出しになって、高いレベルの仕事をして失敗は許されないという責任の重い仕事をやっていくんだけども、色々なことをやるべきだし、色々な人の話を聞いて、自分がそうだと思う人のことも、違うだろと思う人のこともいっぱい吸収するのが大事だと思います。――若い時にありとあらゆる失敗を経験することが引き出しになる

若者へのメッセージ

・好きなことを仕事にする
・やってみてから悩めばいい
・興味がある事には積極的に取り組む
・自分の概念にとらわれずに取り組んでみる
・若い時にありとあらゆる失敗を経験することが引き出しになる

工藤これから同じアジア人として、次世代を担うと思うんですよ。世界と戦っていくためにはどういった心を持って勝負をしていけばいいですか?

2つ言いたいんですけど、「デカくものを考えろ」。世の中を大きく変え、良いインパクトを与えガラッと世の中を変えるような、よく「Think Big」というんですが、デカくものを考えます。それからもう1つは、やるからには絶対にNo.1にならなければ意味がない。

やるからには絶対にNo.1にならなければ意味がない!

その代わり、絶対1位になるためにはどうすればいいのか、1位になれる戦略とか、ここは誰もやっていないから、ここから切り込めば1位になれるという、1番にこだわることはすごく大事だと思います。

学生との対談を終えて

自分なりの問題意識があって、話してるだけでも行動力があるなと感じましたし、日本の未来は明るいなと僕は思いましたね。

孫泰蔵の2つ目のキーワードは、ゲームのルールが変わった。その真意に迫る。

孫のキーワード② ゲームのルールが変わった

蟹瀬最初のキーワードが人生はスーパーマリオだというゲームから始まって、2番目のキーワードは今度はゲームのルールが変わった。これは何がどう変わったって意味なんですか?

私はYahoo!JAPAN立ち上げ以来、16年くらいインターネットの世代でいろんな事業の立ち上げをやってきたんですが、ここ2年くらいで劇的に環境が変わるような。野球がサッカーに変わったぐらい、成功の法則が変わってきてるんですね。

蟹瀬具体的にはどのあたりがどういう風に変わったんですか?

4つあるんですけど、1つはモバイルインターネット。スマートフォンやiPadとか普及してきて、パソコンのインターネットからモバイルのインターネットへ変わってきています。

出演者情報

  • 孫 泰蔵
  • 1972年
  • 佐賀県
  • 東京大学

企業情報

  • MOVIDA JAPAN株式会社
  • 放送日 2012.11.18

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