日本を支える!「顧客満足を超えた、顧客感動を目指す」の心意気
日進機工株式会社
代表取締役社長
林 伸一
「常に新しいことを考えていく」。水を中心とした独自の技術とともにあらゆる産業のメンテナンスを行い、日本経済を支える役割を担う企業がある。数十年にわたり、その世界でリードしてきた企業の取り組みとは?
蟹瀬林さんが一番社員の方に向かって、強調されていることはなんなのですか?
林社員に対して何を求めているかというと、一つは今の世の中、我々の業界だけではないですけれども、とにかく流れというか、変化が速いので、自分自身が変化していくというか、今までのやり方というものにとらわれないで、常に新しいことを考えていくということをまずは一つ、みんなには言っております。
あとは、我々の仕事は一人で完結する仕事は営業としてもありませんので、やはり、チームワーク、コミュニケーションを非常に重視するようにと社員には伝えています。
蟹瀬最近ですと、最大の問題というのは人手が足りない、あるいは技術を持っている人が足りない、どこの企業に行っても、そういう声が聞こえるのですが、このあたりは、林さんはどのように対策を取られているのですか?
林できるところは自動化した装置を開発していくことによって、人の手に負荷がかからないようなやり方を考えていくということが、一つ大事かなと思っています。
日進機工では作業の効率化と安全化、および、技術者の負担軽減のため、機器の自動化に向けた開発を積極的に行っている。
林結局、自動化して、いろいろと作業効率を上げていっても、細かい部分というのは最後、人手が入って、仕上げていかないといけない部分もあったりしますので、そういったところを、どのようになくしていくかというのは、なかなか究極の問題かもしれないですね。
蟹瀬実際に仕事をなさっていて、自動化も進みつつある、そんな中で今後の課題というのはどのあたりにあるのでしょうか?
林今、一つ、取り組んでいるのは水中での切断ということになります。水中の構造物とか、そういったものを解体したりとか、そういった切断するとかというニーズはこれからも出てくると思うんですけれども、やはり、水中ですから、もちろん、火は使えませんし、なかなか水の中できれいに切っていくというのはなかなか難しいことだと思いますので、これは一つ、大きな新しい分野になるかなと思っています。
蟹瀬今、お話を伺っていると、かなりのチャレンジになりそうな、面白そうな分野ではありますね。
顧客に向き合い、真摯に取り組む。あきらめず、愚直に開発を続ける。それが、日進機工がこれからも進む道。
林今までやっている仕事を十分活かしながら、またチャレンジできる仕事というものを少しずつでも大きくしていけたらいいかなと思っています。
林が唱える、日進機工が挑む未来とは?
福井さて、番組では賢者の文と題しまして、ゲストの方の心に秘めた言葉を一筆、書いていただいております。それでは、林社長、よろしくお願いいたします。
林はい。「顧客感動」です。
福井こちらの言葉にはどういった思いが込められていらっしゃるのですか?
林「顧客満足を超えた、顧客感動を目指す」という言葉を社是にしているのですけれども、顧客満足で満足するのではなくて、さらにお客様に感動してもらえるような仕事をいろいろしていきたいなという思いで、日々、みんなにはこの言葉を僕の口から伝えています。
福井はい。ありがとうございます。
さあ、それでは今後の展開はどのようにお考えでしょうか?
林ウォータージェットの能力、技術をさらに突きつめていって、新しい仕事をしていきたいなと思っています。決して、すごく新しい仕事をするというのではなくて、客先の様々なお客様の要望やニーズになんとか応えようということで、結局、そうやっていくことで、また新しい仕事が出てきてますし、私は「一つ隣の仕事」っていう言い方をしているのですけれども、今までやっている仕事のことを十分活かしながら、また、チャレンジできる仕事というのをいろいろ見つけていきながら、少しずつでも大きくしていけたらいいなと思っています。
蟹瀬今日は林さんのお話を伺っていて、本当にメンテナンスという世界のなかにはこんな面白い部分があるのかと、お話を伺ってきました。これからもぜひ、技術革新をしながら、一歩一歩進んでいただきたいと思います。
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